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アユタヤ銀行(クルンシー)の非居住者向け口座を解約した話

少し前にアユタヤ銀行(クルンシー)の非居住者向け口座=NRBA(Non-Resident Bath Account)を解約しました。

このページでは解約時に支店をたらい回しにされたエピソードに加え(※半分は自分のせい)、6年間使ってみたメリットデメリットもおさらいしたいと思います。

 

NRBAのメリットは?

在留証明書や長期滞在ビザがなくても、パスポートだけで手軽に作れるクルンシーのNRBA。外国人の口座開設条件が年々厳しくなっているタイでは、現状、特別なビザを持たない観光客にとってこれが唯一持てる銀行口座です。

クルンシーはタイのメガバンクの1つ。そこら中にATMがありますし、もっと言うと他行のATMで引き出しても手数料は無料。

例えば深夜のフライトでバンコク入りした際、現地通貨が手元にないシチュエーションって起こり得ますよね? そういう時でも宿のデポジットの支払いなどで困りません。わざわざレートの悪い空港で換金しなくて済むんです。

また、2013年に三菱UFJ銀行がクルンシーを買収して以来、クルンシーのATMは日本語にも対応。このへんもさりげなく嬉しいポイントでした(※日本語専用のコールセンターや日本語デスク設置店もあります)。

emi13-farout.hatenablog.com

 

NRBAのデメリットは?

NRBAはネットバンキングがNGだったり、金利がつかなかったり、現金の預け入れは窓口でしか受け付けてくれなかったり、アプリに対応していなかったり(QRコード決済が使えなかったり)、何かと制約が多いです。

そして、クルンシーのATMカードにはもれなくデビットカード機能が付随。NRBAのATMカードにも300THBの年会費がかかります。

まあ、アメリカやオーストラリアの銀行の管理手数料に比べたらだいぶ安く、日本でも特定の条件を満たしていない口座に対して手数料を取るとはいえ、銀行に対して年会費を払い慣れていない私は、この年額300THBが地味に嫌でした。

デビットカード機能が付いているということは、当然、カードの更新もしなくちゃいけません。カードの有効期限は最長5年最短3年

もちろん更新にもお金がかかるのと、プラス、銀行の窓口まで行って手続きする必要があり、けっこう面倒臭いです。

 

解約の決定打は?

300THBの年会費と、3年に1度発生する380THBのカード更新料。1年あたりクルンシーに430THB弱払っている計算になります。

仮に日本で使っているVISAをそのままタイでも使うとして、430THB分の手数料はどの程度の支払いに相当するのか、ちょっと計算してみました。

VISAカードの海外事務手数料が3.63%、タッチ決済の海外手数料が4.07%。だいたい年間1万1000THB前後の買い物をしないと、430THBに届きません。

タイでの支払いをほぼ現金にしている私は、なかなかその金額までカードを使わない事実に気付いてしまいました(※無論、クレカを使わずに済んだのはNRBA口座があったおかげですけどね)。

それに、6年前と比べ、タイではキャッシュレス決済が劇的に進んでいます。到着した日に現金の持ち合わせがなくても、食事にありつけないなんて事態にはまず陥りません。Grabアプリにクレカ情報を紐づけておけば、空港からの移動もキャッシュレスでOKです。

そんなこんなをあれこれ考え、私にとってNRBAはメリットが少なくなってきたと判断し、解約するに至りました。

 

解約方法

事前に日本語コールセンターで解約方法を確認したところ、「パスポート通帳ATMカードを持参して窓口へ行ってください。予約なしで大丈夫です」と教えてもらいました。

そこで、日本語デスクのあるチットロム駅最寄りのTonson Tower(トンソン・タワー)の支店へ向かうも、窓口のスタッフが「この口座はトンロー支店で作られているので、トンローで手続きをお願いします」と一言。ちゃんとコールセンターの人に確認しておくべきでした。

もともと私が口座を開設した支店は、トンロー通り沿いに建つ高層マンションのVasu The Residence(ヴァス・ザ・レジデンス)の1階。当時は日本語デスクを設置していました。

しかし、日本語デスクはトンロー通りをさらに奥へ進んだJ-Avenue(J・アヴェニュー)へ移転。この場合はどちらへ行けばいいかわからず、タイ語が話せない私はJ-Avenueへ向かうことに。

結果は日本語デスクが移転しようが、私の担当支店は変わらずVasu The Residenceの1階。そりゃそうか。

J-Avenueの行員曰く、「ここで解約手続きすると時間がかかるから、口座を開設した支店へ行ってほしい」ですって。他支店でも手続き可能なら、多少の時間がかかっても最初からチットロムで終わらせたかった……。

こうして3つ目に行った支店で無事に解約。手続きは10分足らずで完了です。一応、解約理由を聞かれるタイミングで新規口座開設の案内も受けつつ、スマホ翻訳を介した会話だったせいか、だいぶあっさり終わりました。

 

最後に

私は6年で解約してしまったNRBA。記事を読み返すとデメリットが目立っているものの、「作っておいて良かった」と折に触れて感じていました。

やっぱり日本円を持ち歩かなくていいのと、現金が不足してもすぐに引き出せる安心感は大きいです。

加えて、6年前は現在よりも為替レートが良く、ある程度まとまった額を口座に入れていたため、実際は年会費とカード更新料を差し引いても得しました(※解約して戻ってきた残金はタンス預金へ回し、もうしばらくはその恩恵にあずかれそう)。

決してNRBAを否定するわけじゃありません。ただし、これから口座を作る方は、日本語デスク設置支店でも駅から遠いトンローではなく、プロンポンのEmquartier(エムクオーティエ)か、チットロムのTonson Towerで開設するのがオススメ。

ちなみに、NRBAを解約した現在の私は、タイ政府観光庁とカシコン銀行が外国人観光客向けに始めたQR決済サービスのTAGTHAi Easy Payを導入するか悩み中。

本音はSony Bank WALLETの対象通貨にタイのバーツが仲間入りしてくれるといいのですが、韓国ウォンや中国元ですらまだだから、なかなか難しいのかな。

 

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