今日はこういうポストをXに上げた。
純粋に目指す技術体系だけでみると、歴史の敗者側に立っているのが日本で、勝者側に立っているのが中国なんだよなあ。中国は政治さえなんとかなれば世界での地位がますます上がっていく可能性が高い。日本は……推して知るべし。
「目指す技術体系」という言葉で言いたかったのは再エネ・EV・蓄電池・IT・AI・ロボティクスという21世紀型の技術体系のことだ。「再エネを賢く使いつつ、AIによって生産を行う」というのが21世紀のトレンドになる。
いまやこうした21世紀型の技術体系の世界リーダーは間違いなく中国である。
中国は世界最大の太陽光発電市場であり、2024年には単年で278GWの新規導入量があり、累計でも世界最大の導入量を誇る。風力発電は2024年の一年だけで7.9GWの導入。
世界のEV販売台数に占める中国勢のシェアは約6割に達する。車載電池で中国勢が占める世界シェアは7割弱。
AIでも DeepSeek 等の躍進が知られている。ITに関しても中国はスマホアプリが高度に発達していて世界最先端のサービスが受けられる。AIやITでの強さはEVにおける車載システムや運転支援システムの洗練度に現れている。ロボティクスでも中国の勢いはすごい。
こうした技術は互いに刺激を与え合いながら共進化していく。いまや米国を越えて中国がそうした共進化の中心地になった(トランプ2.0が米国のEVや再エネに急ブレーキをかけてしまったため)。
一方で、日本はこれらの技術において中国に対して惨めに落後している。もともとたいして進歩していなかったITやAIだけでなく、もともとは世界をリードしていたEV・太陽光発電・蓄電池等で中国に完敗しているのが哀愁を誘う。
日本はどこかで道を間違えた。そして反中感情が高まるにつれて、ますます全力で逆走しようとしている。21世紀の技術体系に背を向けた国の末路は悲惨であろう。
いまは日本の自動車産業が誇るハイブリッド車がまだ売れているから体裁が保てている。しかしこの売れ行きはあと5年も続くまい。次に売れるEVを持たない日本勢には厳しい未来が待っている。
私はもうこれは宿命だと思っている。日本の暗い未来を変えることはできなさそうだ。だから、私は日本人一人一人が自衛するしかないと思っている。
次の三つの対応策を提案したい。
一つは、英語を学んで抵抗感をなくしておくこと。AI時代になっていくらでも機械翻訳してくれる時代になっても、まだ会話は機械越しだとぎこちないし、訳文の正確さや原文のニュアンスを理解するためにも、英語は学んでいたほうがいいと思う。
二つ目は、外国企業で働くことを恐れないこと。これから日本企業が衰退するにつれて、日本に外国企業が進出してくる。特に中国企業で勢いのある企業がやってくるかもしれない。企業文化は違うし、雇用の安定性は日本企業ほどではないかもしれないが、報酬は高く、仕事内容も刺激的かもしれない。
三つ目は、資産形成をしておくこと。基本は S&P 500 のような株式インデックスを買っておけばよいと思うが、日本の金融市場が混乱したときに備えて、多様な資産もバックアップで持っておくとよいかもしれない。不動産・ゴールド・暗号資産等。
この三点を守っておけば、衰退していく日本社会の中でも比較的快適に暮らしていけるのではないだろうか。
もちろんこれが実行できる人たちは比較的恵まれた限られた人たちだということは分かっている。日本の衰退に伴って多くの人たちが苦しむことには私も胸が痛む。しかし、少数の人たちでも救われてほしい。そういう人たちがさらに次の世代に希望をつなぐことができるかもしれないからだ。