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小説を書く練習

今日はいろいろアウトプットしようと思ったのだが、クオリティが安定せず、うーん、という気持ちになっていた。まさに「自己検閲警察」が活発にうごいて、「お前のコンテンツなんて誰も見もしないし、アウトプットなんて無意味だよ」と私にささやきかけてきた。「創造とは基準を下げること」というスローガンを自らつぶやいて、今日もブログを書くことにする。本当にたいしたことが書けないで恐縮なのだが、読者のみなさん、よろしくお願いします。

私は子供のころから、「現実」という一つの物語に囚われる傾向が強く、それ以外のフィクションと呼ばれる物語への関心が薄かった。しかし、当たり前だが「現実」は簡単に動かせないし、動かない。極めて複雑で、因果関係はとても分かりにくく、玉虫色で退屈だ。2025年のいまのように政治も経済も陰鬱なときに現実だけ見続けると気分が落ち込む。だから、豊かな感情生活を送るためにはフィクションという現実とは違う別の物語に触れることが大切なのだと思う。

私は子供のころに架空の国や都市の設定を考えるのが好きだったことを思い出した。紙の上の折れ曲がった線を引いて国境とし、いくつかの架空の国を作る。その国がどのような国なのか、人口はどれくらいなのか、周辺国とどういう歴史があったのか、等々を書きつけていくのである。まさに、物語を作る人たちが前準備にやっているような作業だろう。

だから私も物語を作る力が全くないわけでもないのだろうが、いかんせんさび付いている。そこで、例によって Gemini に聞いてみた。まず、Gemini に「ストーリーはなんでもいいので、1500文字で短編小説を書いてください」とお願いしたら、なかなか素敵な短編小説を作ってくれた。それは少女漫画のようなストーリーだった。雨降る中、カフェに若い女性が一人暗く落ち込んでいる。彼女は失恋したばかり。そのカフェに憂いを秘めた男がやってくる。彼女はその男性とふと会話を始める。その男性も肉親を失ったばかりだった。その男性を心を通わせた彼女は、再び生きる希望を見出す。という感じのお話だ。

Gemini 曰く、物語とは、主人公がイベントを通じてどのように人間的に変化するか描くものだという。確かに Gemini の作った物語でも、主人公の女性は男性との出会いというイベントを通じて、物語最初の希望を失った状態から生きる希望を持つ状態へ変化する。まさに王道の物語だ。なるほど、こういう風に物語は作ればいいのか。しかし、理論はわかったものの、まだ具体的な書き方はわからない。

次に、物語を魅力的にするためには、コミカルな要素が必要ではないかと思った。そこでネットを検索してみたら、フルメタルパニックという作品がおすすめされていたので、シリーズの第1巻の最初の20%くらいの部分を読んでみた。子供のころからずっと戦場で戦ってきた男の子がある日、突然、任務のため、平和な高校に転校してくる。彼は、戦場での振舞い方しか知らず、普通の高校生としてどう行動したらいいのかわからない。それがちょっとコミカル。笑いのお約束は「期待を裏切る」というものらしい。つまりこの場面では普通こう振舞うはずなのに、その人はぜんぜん違う風に振舞った、というのが面白さにつながるとのこと(こうやって真面目くさって書くと少しも面白くないが(笑))。

フルメタルパニックは、軍事的な場面の描写が詳細だ。この作者は多分こういう軍事的な話が好きな人なのだろう。設定が大変練りこまれている。物語を書き始める前に、作者が詳細に用意した設定が少しずつ明らかになっていく構成になっているようだ。設定をきちんと作りこむことも物語を面白く破綻なく展開する上では重要そうだ。

この作品を読んでいて、この生まれながらに軍人として育てられた男の子がどのように普通の高校生活に適応していくのだろうか、また、彼はある女の子を護衛する任務を負っているのだが、その女の子とはどういう関係が展開していくのだろうか、という興味がそそられた。たぶん物語は、あれこれ読者の頭をひねらせる問題のようなものなのだ。そして結末で答えが与えられる。だから、最初から答えがわかってしまうと興覚めだ(答えを未読の人に教える行為をネタばらしと言う)。だから、読者の興味をそそるためには、常に謎を用意しておく必要があるのだ。「次はどうなるのだろうか?」と思わせる必要がある。

まだ全く小説が書ける気はしないけれども、「自分が書く上で参考にしようと小説を読む」という読み方は案外面白いものだなというのが今日一番の発見だった。引き続き、ぼちぼち小説を書く練習をしていこうと思う。




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