
どうも!オラ吐瀉夫!
いやー、皆さん映画見てますか?
僕はね、最近ちょっと仕事が立て込んでて、なかなか映画館に足を運べてなかったんですけど、これは絶対に見に行かねばならんと。そう心に誓っていた作品をようやくキメてきました。
その名も『プレデター:バッドランズ』。
もうね、タイトルからしてヤバい匂いしかしないでしょ。「バッドランズ(悪地)」ですよ。プレデターが行く時点で大概バッドランドなのに、さらに「バッドランズ」って。もうどんだけ治安悪いんだと(笑)
前作の『プレデター:ザ・プレイ』が、ネイティブ・アメリカンのコマンチ族の女性が主人公っていう、かなり変化球な内容で話題になりましたけど、今作もね、輪をかけて変化球。いや、どっちかっていうと魔球の類でした。
今日はガッツリと、この『プレデター:バッドランズ』が一体どんな映画だったのか、そしてシリーズのファンとしてどう感じたのかを、ネタバレ全開で語り尽くしたいと思います!
まだ見てないよって人は、そっ閉じ推奨。見たよって人は「わかるー!」とか「いや、そこは違うだろ!」とかツッコミながら読んでくれると嬉しいです。
- そもそも『プレデター:バッドランズ』ってどんな映画?
- 従来のファンは戸惑う?「捕食者」じゃない"弱い"プレデターが主人公という斬新さ
- 前作『プレイ』との対比。「異端者」を描くのが好きな監督なのか?
- 【ガチネタバレ】ついに「正史」でクロスオーバー?エイリアンバース?との合流の衝撃
- 【トリビア】『プレデター2』の宇宙船に"ヤツ"はいた
- まとめ:賛否両論あるだろうけど、僕は「アリ」!新しいプレデターの幕開けだ!
そもそも『プレデター:バッドランズ』ってどんな映画?
まずは基本情報からおさらいしておきましょうか。今回の『プレデター:バッドランズ』、一体どんなお話なのか。
一言でいうと、「プレデター一族の"落ちこぼれ"が、ヤバい生物ばかりの惑星でサバイバルする話」です。
え? 主人公、人間じゃないの?って思ったそこのアナタ。そうなんです。今作、主人公がプレデターなんですよ。これ、シリーズ初じゃないですかね?(『AVP』は除くとして)
監督は前作『プレイ』のダン・トラクテンバーグ
まず押さえておきたいのが、監督。前作『プレデター:ザ・プレイ』で、「シリーズ終わった」とか言ってた連中を(僕含む)を産んだ、あのダン・トラクテンバーグが続投です。
『10 クローバーフィールド・レーン』とか撮った人ですね。あの閉鎖空間でのジワジワくる恐怖演出、うまかったですよねー。前作『プレイ』でも、圧倒的科学力を持つプレデターに対して、知恵と地の利で戦うコマンチ族の姿を泥臭く描いてて、僕は結構好きでした(お兄ちゃんがね)。
その監督が、今度は「プレデター側」を主人公に据えるってんだから、期待値上がらないわけがない。
今回の舞台とあらすじ(ネタバレなし)
舞台は、これまでの地球とはちょっと違う、荒廃した未来の惑星。通称「バッドランド」、正式名称(?)は惑星〈ゲンナ〉と呼ばれる場所らしいです。(参考:プレデター:バッドランド - Wikipedia)
主人公は、誇り高きプレデターの一族(ヤウージャ族)の若きプレデター、「デク」。
このデクくん、Wikipedia情報によると「体躯が小さく非力ゆえに一族の恥とされ」ちゃってる、いわゆる「落ちこぼれ」。戦士としての証を立てるため、このヤバい惑星〈ゲンナ〉に棲む最強の捕食者〈カリスク〉を狩りに(というか、半ば追放される形で)送り込まれます。
ってか『〜プレイ』に引き続きお兄ちゃんカッコいいな…。
そこで彼が出会うのが、エル・ファニング演じる「ティア」。このティア、なんと破壊されて上半身だけになったアンドロイドなんです。
この「落ちこぼれプレデター」と「訳ありアンドロイド」のデコボココンビが、バッドランドでどう生き延びていくのか……というのが大まかなストーリーです。
従来のファンは戸惑う?「捕食者」じゃない"弱い"プレデターが主人公という斬新さ

ここからが本題。僕が一番語りたいところです。
ぶっちゃけ、この映画、従来のプレデターファンほど好き嫌いが真っ二つに割れると思います。
僕の感想も、まさに「斬新だけど……これでいいのか!?」っていう葛藤の連続でした。
シリーズの醍醐味「強者 vs 人間」の構図はどこへ?
僕らが愛した『プレデター』って、何だったか。それはもう、「圧倒的強者(プレデター)の絶望的な狩り」と、それに立ち向かう「泥臭い人間のサバイバル」だったわけじゃないですか。
シュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、仲間たちを次々ミンチにされながら、「何だお前は……」って絶望し、最後は知恵と筋肉と泥んこパックでギリギリ勝利する。あのカタルシスが最高だったわけです。
『2』のダニー・グローヴァーも、ロサンゼルスのコンクリートジャングルでボロボロになりながら戦った。あの「どうやって勝つんだよコレ」感がたまらなかった。
でも、今作は主人公がプレデター。しかも「弱い」プレデター。
僕らが見たかったのは「プレデター(捕食者)」であって、「プレデター(成長物語の主人公)」ではなかったかもしれない……。このジレンマよ(笑)
まさかの「家族愛」? プレデター社会の「落ちこぼれ」が主人公ってワケ
そう。今作の主人公デクくんは、弱いんです。一族の恥なんです。親(族長)からも見捨てられちゃう。
これまでのシリーズで描かれてきたプレデターって、あくまで「狩り」の美学を持ったストイックな戦闘種族でした。それが本作では、プレデター社会にも「格差」や「落ちこぼれ」がいる、という人間臭い側面が描かれます。
とあるブログレビューでは、この映画を「最終的には親に見捨てられた子が、放浪の先で本当の家族を見つける話」と喝破していて、もう「それな!!」と膝を打ちました。
本作は、最終的には親に見捨てられた子が、放浪の先で本当の家族を見つける話なんですよね。
『プレデター:バッドランド』レビュー|シリーズ初見でもガッツリ楽しめた良作でした - LetLifeLoose
デク(見捨てられたプレデター)とティア(仲間とはぐれたアンドロイド)が、疑似家族のようになっていく。まさかプレデターの映画で「普遍的な家族愛」みたいなテーマに触れるとは思いませんでした。
この「弱いプレデターの成長物語」っていう視点。斬新すぎて、脳がバグる。これが果たして「プレデター」シリーズとして正解なのか……。うーん、悩ましい!
前作『プレイ』との対比。「異端者」を描くのが好きな監督なのか?
ここで、ダン・トラクテンバーグ監督の前作『プレイ』を思い出してみましょう。
あちらは、コマンチ族の女性「ナル」が主人公でした。彼女もまた、部族の中で「女は狩りじゃなくて薬草摘みでもしてろ」みたいに扱われる、いわば「異端者」でしたよね。
しかもどっちもお兄ちゃんが強くてカッコよくて、守って死ぬの…。
『プレイ』も『バッドランズ』も「社会からはみ出た者」の戦い
そう考えると、この監督、一貫してるんですよ。
- 『プレイ』:人間社会(部族)の中の異端者(ナル)が、プレデターという格上を倒す話。
- 『バッドランズ』:プレデター社会の中の異端者(デク)が、自分より強い敵(や社会)に立ち向かう話。
どちらも「社会のメインストリームから外れた者」を主人公に据えてるんです。前作は「人間の異端者」、今作は「プレデターの異端者」。
このテーマ性、僕はすごく面白いと思いましたが、やはりシリーズとしては…うーん?ナンバリングじゃないから良いのか←
正直、『プレイ』よりは『バッドランズ』派です
ここでカミングアウトしますが、僕、前作『プレイ』は正直あんまりハマらなかったんです。
いや、面白かったんですよ? 泥臭い戦闘とか、原始的な武器 vs ハイテク兵器の構図とか。でも、なんかこう……「ナルに振り回されてみんな可哀想」って思っちゃったんですよね。口先(願望)だけで実力もないし。
それに比べて今作『バッドランズ』は、主人公がプレデター側。彼らがどういう社会で、どういう葛藤を抱えてるのか、っていう内面に踏み込んできた。このアプローチは、シリーズの「深掘り」として、僕はまだ好きになれました。
まぁ、それでも「シュワちゃん最強!『1』が至高!」っていう原理主義者の僕からすると、複雑な心境であることには変わりないんですけどね!
【ガチネタバレ】ついに「正史」でクロスオーバー?エイリアンバース?との合流の衝撃
さて。ここからはガチのネタバレです。まだ見てない人はマジで帰って! ブラウザバック!
いいですか? 言いますよ?
今作、ガッツリと「エイリアン」シリーズと繋がってきました。
もうね、映画館で「ヒッ」って変な声出ましたよ。マジで。
待ってました!『AVP』とは違う形での共演
いやいや、待てと。『エイリアン VS. プレデター』(AVP)シリーズがあったじゃん、と。あれはクロスオーバーじゃないのか、と。
あれは「お祭り映画」です。(断言)
もちろん『AVP』は『AVP』で好きですよ?
でも、あれは本編(『エイリアン』シリーズや『プレデター』シリーズ)とは別の、パラレルワールド的な扱いっていうのがファンの共通認識だったわけです。
でも、今回は違う。
主人公デクと行動を共にするあのアンドロイド「ティア」。彼女が、自分のことをこう名乗るんです。
「私はウェイランド・ユタニ社製のアンドロイド」
出たーーーーー!!!! ウェイランド・ユタニ社!!!
そういえばウェイランド・ユタニ社のアンドロイド…いっつも上半身だけにされますね笑
『エイリアン』シリーズで、全ての元凶であり、ゼノモーフ(エイリアン)を生物兵器として持ち帰ろうと暗躍する、あのクソ企業(褒め言葉)ですよ!
これはつまり、『AVP』という「外伝」ではなく、『プレデター』シリーズの「正史」と『エイリアン』シリーズのが、この『バッドランズ』で公式に繋がった瞬間なんです。
ディズニー傘下になったから実現した「夢のタッグ」なのか
なんで今、こんな大胆なクロスオーバーが実現したのか。
これは僕の推測ですが、やっぱりディズニーが20世紀フォックスを買収したことがデカいですよね。
もともと『エイリアン』も『プレデター』も20世紀フォックスの看板作品でした。その権利元が、2019年にディズニー傘下に入ったわけです。
『X-MEN』がMCUに合流するか?みたいな話がよく話題になりますけど、それと同じで、『エイリアン』と『プレデター』という2大巨頭を、同じディズニー(20th Century Studios)が自由に扱えるようになった。
そりゃあ、クロスオーバーさせますよね(笑)。『AVP』っていう過去の「成功例(興行的に)」もあるわけですし。
個人的には、このクロスオーバーは大歓迎です。MCUみたいに「プレデター・エイリアン・シネマティック・ユニバース(PACU)」みたいなのが始まったら、胸アツすぎます(いや、どうだろうかw)。
【トリビア】『プレデター2』の宇宙船に"ヤツ"はいた
この歴史的なクロスオーバーを記念して(?)、両シリーズにまつわる有名なトリビアを一つご紹介しましょう。これはWikipediaにも載ってる公式ネタです。
実は、『AVP』が作られるずっと前、1990年公開の『プレデター2』の時点で、クロスオーバーは示唆されていました。
ダニー・グローヴァー演じるハリガン刑事が、ラストでプレデターの宇宙船に乗り込むシーン。あそこには、プレデターが狩ってきた獲物の頭蓋骨が「トロフィー」としてズラリと並んでいます。
その中に、よーく見ると……ゼノモーフ(エイリアン)そっくりの頭蓋骨が紛れ込んでるんです。
収集した頭蓋骨は、彼らの宇宙船の内部に陳列されている。『2』で登場した陳列棚のなかにはエイリアンそっくりの頭蓋骨がある。
これはファンの間では超有名な小ネタで、「プレデターはエイリアンも狩りの対象にしてるんだ!」と当時めちゃくちゃ話題になりました。Wikipediaにも「エイリアンは彼らにとって価値の高い獲物であり、その頭蓋骨はトロフィーに値する」と記載があるくらいです。
まとめ:賛否両論あるだろうけど、僕は「アリ」!新しいプレデターの幕開けだ!
ふぅ……。ちょっと語りすぎましたね。
総評として、『プレデター:バッドランズ』。
「従来の『プレデター』を期待して見に行くと、肩透かしを食らう可能性大。しかし、シリーズの新しい可能性と、『エイリアン』との本格クロスオーバーの幕開けとして見れば、最高にエキサイティングな一作」
というのが僕の結論です。
「弱いプレデターの成長物語」という新機軸は、正直まだ戸惑いがあります。でも、それ以上に「ウェイランド・ユタニ社」のアンドロイドの登場が、僕のテンションをブチ上げてくれました。
事前情報無しで見に行ったからビックリ!
シュワちゃんが戦った「強者」としてのプレデターはもう帰ってこないのかもしれない。でも、その代わりに、僕らはこれから「エイリアン vs プレデター」の正史を目撃できるかもしれない。
そう思うと、ワクワクしませんか?
賛否両論、大いに結構。ここまで振り切ったんだから、続編もこのまま突ッぱしってほしい!
以上、現場から吐瀉夫がお送りしました!