息子が「急性統合失調症」と診断されるまで、統合失調症の事を全く知りませんでした。診断後に本を読み、100人に1人の割合で発症する確率があるとか、10代から20代の若い世代で発症が多いという事を知りました。
本を読みながら息子の行動を思い返せば、確かに合致する前駆症状はいくつもあるのですが、その時は「進路を悩んでいるのだろう」程度の認識でした。それが「病気」とか「精神科に連れていく」という発想には結びつきませんでした。結果的には錯乱して無関係の第三者を巻き込み警察沙汰になってしまったのですが。
統合失調症の本を読めばお医者様は「親の育て方が原因ではない」って書いてくださっているので、罪悪感は少し薄まりますが、やはり育成環境も全くの無関係ではないだろうし、いくつものサインを見逃してしまったことに後悔は残ります。
本来は臆病で理性的な息子。その息子が脳の機能障害で自我を制御できず加害者(刑事民事事件にまでにはなりませんでしたが)になってしまった事実。それにより恐らく「あたりまえ」と思い描いていた進路の変更を余儀なくされるであろうことは、やはり黒い染みのように私たち家族に影を落とします。
私としては過去は変えられないから、自分の中の「あたりまえ」を再構築してできる限り前向きに進みたいと気持ちを切り替えていますが、可能であるなら発症前の早期に対応すべきでした。
ですから10代~20代のお子さんをお持ちの親御さんにはぜひ精神疾患の前触れを知っていただきたいですね。
に載っていた病気のサインチェック、息子にあてはまるものとあてはまらないものが半々ぐらい。これぐらいの状態はまだ日常生活も普通におくれているし「病気」とは言えない微妙なラインらしいのですが、この時点で医療に繋がれば発症を回避することができたのかもしれません。
■病気のサイン(息子にあてはまる)
・焦りが強い、不安・抑うつが強い(進路で悩んでいるとは思いました)
・光や音が気になる(「情報量が多い」とよく言っていました)
・睡眠障害(たまに眠れないと言っていましたが鼻炎で鼻が詰まってと言っていたのであまり気にしていなかった)
・段取りが悪くなる(引っ越しや金銭管理が面倒と言っていた)
◇病気のサイン(息子にあてはまらない)
・イライラや緊張が強い・怒りっぽい
・感情がコントロールできない
・忘れっぽくなる・ミスが増える
・入浴しない、身支度ができなくなる
・家から出ようとしない、ゴロゴロ寝てばかりいる
・独り言が目立つ、話にまとまりがない
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