はじめに
6月14日(土)に開催された『第2回 岐阜モンフェスタ』にて行なわれた後期シングル大会で使用した構築と振り返りについてまとめた。大会の結果は1勝3敗で予選落ち。フリー対戦は2勝0敗。
カビゴン@食べ残し 免疫
慎重 257-133-110-76-154-56
恩返し/雷/カウンター/鈍い
メタグロス@ラムの実
意地 181-179-151-*-111-120
コメットパンチ/地震/リフレクター/大爆発
サンダー@ヤタピの実
控え目 165-99-111-188-111-152
雷/めざ草/ドリル嘴/身代わり
ラティオス@オボンの実
控え目 155-*-109-199-130-154
サイコキネシス/冷凍ビーム/めざ炎/リフレクター
ハピナス@先制の爪 天の恵み
控え目 330-*-62-137-155-78
冷凍ビーム/火炎放射/瞑想/卵産み
サマヨール@カゴの実
慎重 147-91-159-*-176-59
シャドーボール/鬼火/封印/眠る
構築経緯・コンセプト
前回の大会でカビハピサマヨを使うのは最後にすると決めていたが、新しい構築を考え始めたのが大会の2週間前とギリギリになってしまい、途中までは作れていたものの納得のいく形にまで持っていけなかったため、前回のカビハピサマヨ構築を調整して使うことにした。
↓前回の構築
まずは前回の記事に書いた反省点から振り返る。
〇メタグロスの配分
→プテラの地震を2発耐えするように耐久調整を施したが、そのせいで対ミラー性能が落ちてしまった
〇ラティオスの技構成
→対岩地面炎への波乗りを採用したが、素早さを落としている関係でヘルガーに対する役割を失っているため、波乗りではなく冷凍ビームを採用するべきだった
この2つは変更すべき点が明確なため、素直に変更した。
次に最近の環境で気になっていることをリストアップし、その対策を取り入れて環境に適応させる作業を行なった。
〇プテラの注目度が上がっている
→昨年の後半頃からプテラ入りの上位入賞が増えてきており対策が必須となっている。カビハピサマヨは岩技に耐性を持っておらず突破手段にも乏しい。爪ハピナスで辛うじて対策となっていたがプテラ入りへの勝率はかなり低い。
【対策】
●リフレクター型のメタグロスとラティオスを引き続き採用し構築全体の物理耐久面をサポート
●カビゴンを鈍い型に変更し対いばみがプテラへの耐性UP。ノーマル技は引き続き恩返しを採用し、A無振りでも身代わりを割れるようにした。
〇プテラの注目度が上がったことで水枠*1の重要性が高まっている
→昨年の後半頃にラティオスが増加し、それに伴いメタグロスが復権(ヘラクロスとの立場逆転)、その後メタグロス対策としてラグラージやスイクン等の水枠の重要性が高まった、という流れがあった。この流れの延長でプテラも増加し、メタグロスや水枠の採用が必須となり、これらを両採用する構築も多くなった。
【対策】
●メタグロスと水枠をまとめて見れるめざ草サンダーが環境に合っているため引き続き採用する
〇身代わりヘラクロスの増加
→ヘラクロスが流行していた2023年頃までは鉢巻型が主流であり、身代わり型が完全な裏択だったが、ここ最近では全体の5割近くが身代わり型で採用しているような印象を受ける(マッチングの偏り等で正確な統計は取れないため、あくまで主観)。カビハピサマヨ+雷サンダーでは身代わりヘラクロスを止めるにはサンダーの雷頼りになるため現実的ではない(身代わりを残されて一回でも剣の舞を積まれると壊滅させられる程のパワーがあるため、その観点で言うと雷の命中率は信用できない)。
【対策】
●サンダーの技構成を金属音からドリル嘴に変更。これで確実に身代わりを割れる。
●爪ハピナスに火炎放射を採用し起点にされないようにした(身代わりヘラクロスの特性は虫の知らせで採用されることが多いため、爪+火傷をさせても問題ない)
【その他の対策案】
●サンダーに吠えるを採用する
→流すだけではなく確実に処理できる技が欲しかったため今回は不採用
●ラティオスの枠をゲンガーやマタドガス等に変更し対ヘラクロスを厚くする
→考える時間がなかったため今回はラティオスから変更せず
〇特殊耐久を重視した配分、構築が増加
→①2024年後半頃から注目された控え目ラティオスから始まり、バシャーモの炎技、サンダーやライコウの雷がより意識されるようになった
→②それに伴いHDベースのメタグロスや慎重HDベースのサマヨール等が増加している
→③またカビハピのような特殊受けを2体採用した構築もやや増加気味
【対策】
●①カビハピ+慎重サマヨで充分に対策ができている
●②サンダーに引き続き雷を採用し10万ボルト2発耐え調整を崩す
●③相手のカビハピ構築にはハピサマヨで選出できるため問題ない(瞑想ハピナスにはミラーで五分の勝負ができて(相手がピントレンズの場合は勝率は下がる)、カビゴンにはサマヨールが強いため)
【その他の対策案】
●②タイプ強化アイテムでダメージを伸ばし調整を崩す
→具体的な案が浮かばず不採用
〇サイクル戦になりやすいルールではあるものの対面思考で組んだ方が強い
→カビグロスサンダーは相性補完に優れておりサイクルを回せることが特徴であると考えていたが、実際にカビグロスサンダーを使ってみるとサイクルを意識するよりも対面的に立ち回ったほうが強いのではないか、という気付きがあった。少し前にすのーさんが配信で『カビグロスサンダーはアイソレーションのパーティ』と話しており、私の考え方と近しいものを感じた。
24:55頃~の話
具体的にはカウンターカビゴン、金属音サンダーやいばみがサンダー、HDメタグロス、リフオボンラティオスなど、本来不利な相手にも対抗手段を持ち、なるべく交代せずに相手のサイクルを崩せるポケモンで構築を組みたい。
個別解説
カビゴン@食べ残し
慎重 免疫
257-133-110-76-154-56 (172-20-196-0-76-44)
恩返し/カウンター/ 雷/鈍い
・配分を微調整し技構成を地割れから鈍いに変更
いばみがプテラを重く見て鈍いを採用。完全な対策にはならないが汎用性を落とさずできる対策としてはかなり優秀である。
鈍いを採用したことで対みがまもスイクンに強くなっているため、攻撃を下げて特殊耐久を特化サンダーの10万ボルト4発耐えのラインまで引き上げた*2。
サブウェポンは雷を採用しているがあまり活きる機会がなく、炎技に変更しても良い気がした。鈍いカウンター型のカビゴンは雷を採用することが多い印象だが、麻痺を撒くとサマヨールの鬼火の通りが悪くなるため、この構築には炎技が合っているように思える。
(選出回数 4回/6戦)
メタグロス@ラムの実
意地 クリアボディ
181-179-151-*-111-120 (204-60-4-0-4-236)
コメットパンチ/地震/リフレクター/大爆発
・187-151メタグロスを地震で95%で2発
・205不一致鉢巻地震をリフレクター込みで99.6%で2発耐える
・157プテラの地震を89.6%で2発耐える
・最速55族+3
前回の反省を活かし配分を微調整。深い意図はなく気まぐれで素早さを+1したがここまで来たら準速にしても良いかもしれない。
(選出回数 2回/6戦)
サンダー@ヤタピの実
控え目 プレッシャー
165-99-111-188-111-152 (0-0-44-208-4-252)
雷/めざ草/ドリル嘴/身代わり
※個体値:30-31-31-30-31-31
・金属音をドリル嘴に変更
配分は個体値の関係でHDの数値が変わっているがそれ以外は変更なし。リフレクターや鬼火のサポートから身代わりを残す動きはやはり強力だった。
2戦目のダイナストさん戦で気付いたことだが、サンダーに対して受け出してきたカビゴンに雷を当て麻痺が入ってしまうと、裏のサマヨールを通せなくなるため、雷でゴリ押すしかなくなり突破が現実的ではない。長いこと雷サンダー+サマヨールの並びを使ってきたが、今までこの問題で困ることがなく、何故なのかと考えたがこれは威張るの有無が関係していそうだ。雷ヤタピサンダーはカビゴンをも突破できる特殊ポケモンとして評価しているが、雷に頼り過ぎてしまうと命中率の関係で負けに繋がりやすい。そこをサポートすると言う意味でも身代わりと相性の良い威張る(又は金属音で雷の選択回数を減らすのもあり?)を採用し、いばみがエースとして運用できればカビゴンの突破が現実的になってくる。身代わりヘラクロスを重く見てのドリル嘴採用だったが、この構築にはあまり合っていなかった。実際に対戦をしてみて気付くことができたため今後に活かせる反省だろう。
(選出回数 5回/6戦)
ラティオス@オボンの実
控え目 浮遊
155-*-109-199-130-154 (0-0-68-248-0-192)
サイコキネシス/冷凍ビーム/めざ炎/リフレクター
※個体値:30-6-31-30-31-30
波乗りから冷凍ビームに変更。それ以外は変更なし。
サンダーが選出できない場合のラグラージ対策にもなるが、今回はラグラージ入りとマッチングしなかったため選出回数は0回だった。
(選出回数 0回/6戦)
ハピナス@先制の爪
控え目 天の恵み
330-*-62-137-155-78 (0-0-252-236-0-20)
冷凍ビーム/火炎放射/瞑想/卵産み
・187-111メタグロスを火炎放射で87.5%で2発
・187-220レジアイスを火炎放射で確定4発
先制の爪と火炎放射を採用し身代わりヘラクロスに起点にされないことを狙った。10万ボルトを切ったことで対水*3や対炎*4への打点を失っている点に注意が必要だが、対水はカビゴンとサンダーで見れて、対炎にはカビゴンとサマヨールで見ることができるため問題ないと判断した。ヘルガーやファイヤー程度であればこのハピナスでもなんとかなるだろう。
またカビゴンへの火傷狙い、ハガネールやフォレトスへの打点にもなる。汎用性は失っているもののハピナスに対して受け出されやすいポケモンには大きなダメージか火傷が期待できる点で高評価だったが、今後は使わないだろう。
(選出回数 3回/6戦)
サマヨール@カゴの実
慎重 プレッシャー
147-91-159-*-176-59 (252-4-68-0-76-108)
シャドーボール/鬼火/封印/眠る
前回から変更なし
(選出回数 4回/6戦)
対戦記録
予選 ゴロツキのマサブロック
1戦目 マインさん 負け![]()
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両者カビグロスサンダーでのサイクル戦となる。
サイクルの中で自分カビが先に鈍いを積み優位に立ったが、自分のリフレクターが切れていることを忘れており、相手グロスに大爆発で一対一交換をされてしまう(リフがあるから爆発は押しづらいだろうと考えていたらリフが切れていた)。その後相手サンダーの10万連打に自分グロスサンダーが倒され負け。
「リフ切れ」とちゃんとメモしていたのに忘れると言う凡ミスをした。しかも大爆発をされる直前のターンで切れているから忘れるはずがないのだが。集中できていない。
2戦目 ダイナストさん 勝ち![]()
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序盤にサンダーの雷で相手カビに麻痺を入れてしまいサマヨが置物になり焦ったが、サンダーの雷でカビゴンを強引に突破、サンダーで削っておいたメタグロスとラティオスをハピナスで詰めて勝ち。
サンダーの雷でカビゴンに麻痺を入れてしまいサマヨールの鬼火が通らなくなるという今までに起きそうで起きなかった(?)ことに初めて遭遇し、この場合はどうした良いのだろうかと頭を悩ませた。こういう時に威張るや金属音があるとそのまま突破が狙えるのだろう。
3戦目 もこさん 負け![]()
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初手のカビゴンミラーでこちらが一方的に鈍いを積み始めたが相手カビの自爆+裏のラティオスの攻撃で自分カビが瀕死。死に出しサマヨでラティオスを突破しようとしたがサイキネのDダウンを喰らいそのまま瀕死、サンダーも冷凍凍結+冷凍で倒され負け。
サマヨールを選出しているのにカビゴンミラーで一対一交換される立ち回りをしてしまったのが大きなプレイミス。
4戦目 りずさん 負け![]()
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グロスでリフレクターを貼ってから身代わりサンダーを展開し相手のサンダーを雷急所で、カビゴンを雷×2+ヤタピ雷で倒しラスト相手グロスと対面したが、雷外し→グロス身代わり(!?)→雷外し→コメットAup→グロスハピが突破されグロスに3タテ。
サンダーに頼りすぎてしまったような気もするが、リフを盾にカビの伸し掛かりを耐えて雷の試行回数を増やすという事前に想定していた立ち回りができたため、立ち回りは悪くなかったと思う。
フリー対戦
1戦目 すいかさん 勝ち![]()
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サンダーミラーで相手サンダーの先制電磁波を受け自分サンダーが麻痺、こちらは身代わり。次のターンで身代わりを割られつつ返しの雷急所でサンダーを突破。死に出しカビの伸し掛かりで丁度ヤタピ圏内に入り雷(相手麻痺)→ヤタピ雷でカビゴンを突破。ラストバシャーモをサマヨで詰めて勝ち。
対バシャギャラのためにサマヨを温存し、サンダーでカビゴンを突破できたのは良い動きだった。
2戦目 1192さん 勝ち![]()
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カビゴンミラーで鈍いの積み合いとなる。カウンターが見えていたため安易に攻撃できず雷やカウンターでお茶を濁していた。麻痺を入れる前に早急にサマヨールに交代するべきだったかもしれないが、ソーナンスを確実に詰ませると言う意味でサマヨを温存できたのは良かったのかもしれない。その後相手カビの自爆で一対一交換をされる。
死に出しでサマヨハピ対面、鬼火を先に入れておき相手の攻撃回数を減らす作戦(瞑想ハピミラーになった場合、火傷の定数ダメージのせいで相手は数ターンに一度卵産みを挟む必要があり、急所待ちとなった場合攻撃回数が多いこちらが有利になれるだろうという考え)。その後ハピミラーで瞑想を6積みしたあと、こちらが先に急所に当てハピナンスを突破して勝利。
相手のハピはピントレンズを持っていたようで確率的にはこちらが不利。対戦中は裏の選出が見えていないため結果論かもしれないが、カビにはサマヨ、ハピにはカビで対応する動きのほうが良かった。
おわりに
火炎放射ハピナスやドリル嘴サンダーなど、新しい挑戦をしてみたがこの構築にはあまり合っていないように思えた。適切な型を適切な構築で使えるように考察の時間は多く取りたい。
体調が悪く対戦に集中できていなかったせいか、全体的にプレイミスが多い。体調管理もしっかりと行なったうえで大会に挑みたい。
主催のBaoさん、スタッフの皆様、参加された皆様、対戦してくださった皆様、ブログを最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。