韓国の商工会議所が対米輸出の多い国10カ国を対象に、今年第2四半期と昨年第4四半期との関税増加額を比較分析した結果、韓国は金額で6番目、増加率では一番高かったことが分かりました。
ちなみに、金額でいうと韓国の増加額は32.3億ドルで、日本の47.8億ドルよりは低いです。しかし、韓国はもともとFTAで0だったところに関税が発生しているものもあるので、増加率として見ると4614%(47.1倍)となり、日本の日本724%(8.2倍)よりインパクトが大きいです。
韓国日報の記事からです。
米国が韓国輸出品に課した関税「47倍に急増」第2四半期4.6兆ウォン
(前略)
大韓商工会議所(大韓商議)が21日、対米輸出上位10ヵ国を対象に米国際貿易委員会(ITC)の関税統計を分析した結果によると、今年第2四半期の韓国の対米輸出関税額は計33億ドルで、中国(259.3億ドル)、メキシコ(55.2億ドル)、日本(47.8億ドル)、ドイツ(35.7億ドル)、ベトナム(33.4億ドル)に次いで6位だった。
トランプ2期発足前の昨年第4四半期の関税額と比較した時、韓国の関税増加額は32.3億ドルと集計された。中国(141.8億ドル)、メキシコ(52.1億ドル)、日本(42億ドル)に次いで4番目に高かった。同期間の関税増加率は韓国が4614%(47.1倍)で10カ国の中で最も高かった。 続いてカナダ1850%(19.5倍)、メキシコ1681%(17.8倍)、日本724%(8.2倍)、ドイツ526%(6.3倍)、台湾377%(4.8倍)などの順だった。
韓国は第1四半期まで韓米自由貿易協定(FTA)が適用され関税がほとんど発生しなかったが、第2四半期に入って普遍関税(10%)が発効したのに続き、自動車および部品(25%)、鉄鋼・アルミニウム(50%)など品目関税も適用され増加幅が大きくなった。
(中略)
今年第2四半期の韓国の対米輸出関税額を品目別に見ると、主力輸出品である自動車・自動車部品が19億ドルで全体関税額の57.5%を占めた。去る4月に完成車、5月に自動車部品にそれぞれ25%の品目関税が課された影響が大きかった。続いて機械類(3.1億ドル)、電気·電子(3.1億ドル)、鉄鋼(2.9億ドル)、アルミニウム(0.9億ドル)の順だった。
韓国の関税賦課額を輸出額で割った実効関税率は、第2四半期基準で10%で、中国(39.5%)、日本(12.5%)に続き、対米輸出上位10ヵ国のうち3位を記録した。第2四半期の対米輸出額が世界8位であることを考慮すれば、輸出規模に比べて関税負担が相対的に大きいことを意味する。
(後略)
韓国日報「미국이 한국 수출품에 매긴 관세 "47배 폭증" 2분기 4.6조(米国が韓国輸出品に課した関税「47倍に急増」第2四半期4.6兆ウォン)」より一部抜粋
ゴールドマンサックスが8月に出したレポートによると、6月時点での関税負担は輸入企業64%、消費者22%、輸出企業14%となっています。
しかし、10月以降は6割以上が消費者負担(価格に転嫁)となる見通しです。残りは輸出企業が25%、輸入企業は8%です。
韓国の輸出企業が単純に関税の1/4を負担すると考えると、米韓関税交渉通りの15%が適用されたとしても3.75%の負担となります。
大韓商工会議所の調査本部長が言うには、去年の製造業の営業利益率は5.6%しか無かったそうです。