サムスンが折りたたみスマホのシェア2位の座を失いました。
昨年第2四半期のシェアは21%でしたが、今年は9%まで低下しています。
1位はHuaweiで昨年の32%から45%に伸ばしています。サムスンを抜いて2位に上がったのはmotorolaで昨年の14%から28%と倍に伸ばしました。
motorolaが折りたたみスマホを出したときには韓国メディアはこぞってバカにした 上から目線の記事を出していましたが...彼らの目線はユーザ目線とは乖離していたということでしょうかね?
デジタルタイムズの記事からです。
プルタブルフォンの王座を揺るがしたサムスン…世界シェア3位に墜落
世界プルタブルフォン市場の絶対強者だったサムスン電子が2位の座まで奪われ、3位に押し出された。第2四半期のシェアを2倍に引き上げたモトローラがサムスン電子を抜いて2位に上がり、1位はファーウェイが固めた。
5日、市場調査会社のカウンターポイントリサーチによると、モトローラは最新レーザー60シリーズの販売好調で世界プルタブルフォン市場シェア28%を占めた。昨年第2四半期のシェア14%の2倍だ。
1位はシェア45%を占めたファーウェイが占めた。ファーウェイは前年同期比シェアが13%ポイント高くなった。
サムスン電子は昨年第2四半期の21%から今年は9%へと下がり3位に止まった。カウンターポイントリサーチは「モトローラの最新シリーズ販売好調で米国プルタブルスマートフォン出荷量が3倍近く増加し、全体プルタブルフォン出荷量は前年同期対比45%急増した」と分析した。
(後略)
デジタルタイムズ「폴더블폰 왕좌 흔들린 삼성…세계 시장 점유율 3위로 추락(プルタブルフォンの王座を揺るがしたサムスン…世界シェア3位に墜落)」より一部抜粋
モトローラ・モビリティは現在Lenovo傘下ですので中国企業と見なすのが妥当ですね。
サムスンの折りたたみスマホは今年7月に出た Z Flip 7 が、モトローラの Razr 60(4月発売。日本では秋に発売予定)に相当すると思われます。
細かいところを見ると性能面ではサムスンが優勢です。特にプロセッサのベンチマーク結果だけに注目すると、 Z Flip 7 はシングルコアで約2.5倍、マルチコアで約2.7倍、3Dベンチマークも約5倍の性能差を見せつけています。
しかし、だからといって Razr 60 に搭載されているプロセッサ(Dimensity 7400X)の性能が低いわけではありません。Snapdragon 7+ Gen 3と同等程度でSNSや動画視聴をメインとした使用であれば、ほぼ問題ないでしょう。(3~4年後は分からないけど)
その上で考えてみて欲しいのですが、折りたたみスマホというコンパクトさで Z Flip 7 のようなガチムチ性能を必要とする層って一体どこでしょう?ガチムチ性能を期待するユーザは、そもそもメイン機として折りたたみスマホを検討することはまず無いのではないでしょうか?
少なくとも折りたたみスマホの公式サイトに載っているような「閉じたままセルフィ(自撮り)が出来ますよ」をアピールポイントとして喜ぶようなライト層では無いと思うんですよね。これとAIくらいしか訴求してない気がします。これは両者ともに言えることですが、「だったら折りたたみじゃなくてイイよ」となりそうなんですよ。
そして価格ですが、Z Flip 7は日本で約16万~18万、Razr 60はまだ公式の価格発表はありませんが、米国発売時は日本円(当時のレート)で10万(256GB)くらいだったようです。
「折りたたみスマホに興味ある層」にとってこの価格差は大きかったんじゃないでしょうか?
私はサムスンの敗因は「ターゲット層」や「性能と価格バランス」などが迷子になっている結果じゃないかと思います。そもそも折りたたみスマホ自体がまだまだニッチな市場なんですから、訴求先はきちんと絞り込むべきなんじゃないかと。