韓国政府の負債は今年5月の時点で1200兆ウォンを超えています。初めて1000兆を超えたのが2022年です。それから3年余りで20%増加したことになります。
政府負債は財政赤字が積みあがったものですので、負債を減らすためには財政赤字を減らす(財政再建)が必須となります。ユン・ソンニョル政権がやろうとして上手くいかなかったやつです。
しかし、イ・ジェミョン政権では財政赤字を減らすどころか急激に増やす可能性が高いです。
免罪符(?)として、韓国国会予算政策処は経済の不確実性に対処するために「ある程度の財政収支赤字の拡大は避けられない」との評価を下しました。
世界日報の記事からです。
予算処「短期財政収支の赤字は避けられない…中長期財政の持続可能性確保案が必要」
(前略)
2日、予定処が最近発刊した「2024会計年度決算財政総量分析」報告書によると、2024会計決算基準管理財政収支は104兆8000億ウォンの赤字を記録した。これは2023年の管理財政収支の赤字規模(87兆ウォン)より17兆ウォン以上拡大したものだ。
(中略)
管理財政収支の赤字規模は国内総生産(GDP)よりさらに早いテンポで増えている。GDP対比管理財政収支の赤字比重は2023年3.6%から昨年4.1%に拡大した。先月確定した第2次補正予算(補正予算)の編成で、今年のGDP対比管理財政収支の赤字比重も4.2%と予測され、増加傾向が続く見通しだ。管理財政収支の赤字をGDP比3%以内で管理するという内容の財政準則案は、2020年以降一度も守られていない。
問題は、財政当局の国家財政運用計画や今年に入って発表された財政総量管理案で、財政の持続可能性確保案が具体的に提示されていないという点だ。実際、昨年発表された「2024~2028年財政運用基本方向」や今年に入って発表された1、2次補正予算案の財政総量管理方案を見れば、「財政運用効率性向上」や「収入基盤拡充」等、抽象的な字句が主に繰り返された。また、2021年以後、毎年含まれていた財政準則法制化推進計画も今年の第2次補正予算案と共に提出された財政総量管理方案では初めて除外された。
予定処は潜在成長率の下落、内外の不確実性による経済環境の悪化などを考慮すれば、財政政策が弾力的に推進されなければならない必要はあると前提した。今年の実質成長率が潜在成長率水準にも及ばないものと予想されるだけに、短期的な財政収支の赤字や国家債務の拡大はある程度避けられない側面があるということだ。
(中略)
予定処は「政府は私たちの財政の中・長期的持続可能性に対する対内外信頼が維持·向上できるよう現実的で実効的な財政運用目標設定と中・長期的な財政の持続可能性確保方案を用意する必要がある」とし「2025年9月に予定された第3次長期財政展望と共に国会に提出することにより国会でこれに対する議論がなされるようにする必要がある」と提言した。
世界日報「예정처 “단기 재정수지 적자는 불가피…중장기 재정 지속가능성 확보 방안 필요”(予算処「短期財政収支の赤字は避けられない…中長期財政の持続可能性確保案が必要」)」より一部抜粋
今まで抽象的案な表現で誤魔化していたのは、具体的な中・長期的なプランが出てこなかったからでしょう?
それを急に準備しろって、まあ無理でしょうね。
財政準則法制化推進計画を除外したことから、具体的に何か対策を取るつもりすら無いと示したようなものです。
そのくせ支出だけは増やすでしょう。今年はすでに債務1300兆ウォン、財政収支赤字110兆ウォンを超えると見られています。
韓国経済界の日本へのアピール(日韓経済共同体やら日韓版シェンゲン協定やら)を見る限り、少なくとも一部はそれなりの危機感をもっていそうですが、外勢を引き入れて解決を図ろうとする姿勢は相変わらずと言いましょうか。