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済州航空事故機のブラックボックス、最後4分間が記録されていなかった話

年末に務安空港で起こった済州航空の事故(務安空港惨事ではなく、済州航空旅客機惨事と呼べ、というのが国土部の主張)の直後に回収されたブラックボックスについて、最後の4分間が記録されていないことが分かりました。

米国に持ち込まれ取り出されたデータを確認して判明したことです。飛行記録と操縦室の音声記録の両方とも残されていなかったとのこと。
今後の事故調査にも大きく影響しそうです。



江原道民日報の記事からです。

済州航空事故機ブラックボックス、衝突4分前から記録停止…専門家「シャットダウンの可能性」


済州航空惨事事故機のブラックボックスである飛行記録装置(FDR)と操縦室音声記録装置(CVR)の両方とも衝突前の最後の4分間の記録が保存されていないことが調査された。

航空運航専門家らは、事故機が鳥類と衝突した後、両方のエンジンが故障し、機体が電源シャットダウン(供給中断)状態に陥り、記録が途絶えた可能性があると分析した。

(中略)

事故当日の午前8時57分、務安空港の管制官は事故機に鳥類との衝突(バードストライク)を警告した。

機長は2分後の8時59分に、鳥の衝突による「メーデー(遭難信号)」を叫んだ後、着陸復行*1を通報した。

ブラックボックスには機長がメイデーを宣言した頃から高度を高めて着陸を試みるまでの状況を盛り込んだ資料が残っていなかった。

これらの装置に機長のメーデー宣言の瞬間が記録されたかは確認されなかった。

航空機ブラックボックスは電源が供給されない場合、記録が中断されるが事故機にはこのような時に非常用バッテリーの役割をする補助装置がなかったことが分かった。

事故機の電波基盤航空機追跡システム(ADS-B)も8時58分50秒を最後に情報送出が切れたことが確認された。シャットダウンが起こったという推定を裏付ける地点だ。

事故機の電波基盤航空機追跡システム(ADS-B)も8時58分50秒を最後に情報送出が切れたことが確認された。

(後略)



江原道民日報「제주항공 사고기 블랙박스, 충돌 4분 전부터 기록 정지…전문가 “셧다운 가능성”(済州航空事故機ブラックボックス、衝突4分前から記録停止…専門家「シャットダウンの可能性」)」より一部抜粋

江原道民日報というのはローカル紙ですが、大手メディア含め多くが「原因不明」と報じる中、あくまで可能性の一つとしつつも「シャットダウン」に言及していたので引用してみました。


*1:着陸やり直し(ゴーアラウンド)のこと。




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