6月にサプライズ発表された迎日湾(ヨンイルマン)の海底ボーリング計画について、見落としていましたが続報が出ていました。
韓国石油公社が物理検層のための業務契約を結んだとのこと。内容的に恐らく試掘の準備段階の調査と思われます。
ただし、契約相手や契約金については、なぜか「明らかに出来ない」としています。
ニューシースの記事からです。
「大王クジラ」35億バレルの存在確率90%...ボーリング物理検層契約
(前略)
7日、業界などによると韓国石油公社は先月、東海8・6-1鉱区北部地域の大王スクジラ-1探査試錐のための物理検層用役契約を締結した。
物理検層は本格的な探査の際、推進石油の存在有無と資源量を確認するために進められる作業だ。
具体的には多様な測定装備を活用して自然的に発生する物質や人工的に発生させた音波などを分析し、ボーリング地域の岩石の性質、石油含有量などを調査することになる。
政府は競争入札を通じて外資系企業と物理的な検層契約を締結したという。
石油公社関係者は「最近、物理検層のための用役契約を締結したことは事実」としつつも「契約相手と契約金などに対して知らせることは難しい状況」と伝えた。
産業通商資源部によると、今回の大王クジラプロジェクトの探査資源量は35億~140億バレルだ。
(中略)
今回の大王クジラプロジェクトの最小探査資源量は35億バレルで、実際に回収されるものと期待される量が35億バレル以上である確率が90%以上だという意味だ。
実際に回収されると期待される量が最大探査資源量である140億バレル以上の確率は10%以上だ。
50%の確率に当たる最適探査資源量は74億バレルと把握された。
(中略)
政府は年末からボーリング作業に突入する予定だ。ボーリングの成功率は20%で、5の穴を開けた時、1の穴で成功できるという意味だ。
(後略)
ニューシース「'대왕고래' 35억 배럴 존재 확률 90%…시추 물리검층 계약(「大王クジラ」35億バレルの存在確率90%...ボーリング物理検層契約)」より一部抜粋
記事中に「ボーリングの成功率は20%で、5の穴を開けた時、1の穴で成功できるという意味だ」と書かれていますが、これだと「5つ穴を開けたら1つは確定」になってしまいます。確率とはそういうものではありません。
今回の場合、成功率が20%なので80%は失敗です。そうすると5つの穴のうち1つ以上で掘削が成功する確率は 1 - 0.8 x 0.8 x 0.8 x 0.8 x 0.8 で 67.2% と求められます。
まあ、悪くない賭けかなと思います。採算が取れるかは知りませんが。
回収期待量が35億バレル以上である確率が90%以上とか、74億バレル以上である確率が50%とかいうのは、この67.2%の確率を引いた後の話ですが、「90%」「50%」などの数字がどこから出てきたのかはイマイチよく分かりません。「確率20%だから5つ掘ったら1つは確定」であるかのような書き方がされている記事なので、ちょっと信ぴょう性が「?」な印象を持ってしまいます。
「90%」「50%」「10%」の回収期待率の数字が正しいとして、1つ以上の掘削孔で成功する可能性は...35億バレル以上が 60.4% 、74億バレル以上が 33.6% 、140億バレル以上が 6.7% となります。
賭け金は5000億+αウォン。35億バレルで採算が取れるなら、丁半博打よりは多少は分がいいです。