現代自動車の年俸とされる表がオンライン上に投稿されて話題になっています。
投稿者によると、大卒の新入社員(1年目)で年俸「9450万ウォン(約1080万円)」と主張されており、羨望(?)の的となっているようです。
ところが現代自動車によると、この表は「事実ではない」そうです。
表には社員、代理、課長などの役職が載っていて、それぞれに基本給が設定されているのですが、そもそも現代自動車ではそのような職階は使っていないと。また、年俸表自体作られていないそうです。
では、なぜこのような表が出てきたのかですが、6月・7月は韓国で労使と経営者とで来年の賃上げ交渉が激化するので、そのせいではないか、と。
韓国日報の記事からです。
「現代自動車、大卒新入社員の年俸1億ウォン」事実ではないという釈明にもかかわらず、羨ましがられる表の正体は
現代自動車の大卒新入社員が1億ウォン近い年俸を受け取るという内容を盛り込んだ出所不明の年俸表がオンラインで話題になっている。
(中略)
現代自動車所属と表示された掲示者は大卒新入社員の年俸について「新入基準で約9,450万ウォン」と主張した。基本給と成果給を合わせて昨年の8450万ウォンから今年は1000万ウォン(11.8%)さらに上がるという。
この年俸表で、現代自動車の大卒新入社員の成果給引上げ率は、昨年の3150万ウォンから今年730万ウォン(23%)上がった3880万ウォンとなっている。掲示者は「まだ成果給交渉中なのでさらに上がる予定」とした。続いて「(現代自動車職員の)休暇日数は(年間)約40日、在宅勤務は週2日」と付け加えた。
これに先立ち、現代自動車は昨年の売上高142兆ウォン、営業利益9兆8,000億ウォンで最大実績を記録した。そのため、これを事実と信じて羨ましがる会社員が多かった。この掲示文には「うらやましい」、「そこに行きたい」、「神の職場」等のコメントが列をなした。
しかし、現代自動車側は、この年俸表は事実ではないという趣旨で説明した。まず、この年俸表に表示された社員、代理、課長の職級は現代自動車には存在しない。
(中略)
また、職群と職級によって個人別年俸が異なるため、このような年俸表は作らないということだ。現代自動車の関係者は「毎年賃金・団体協約の度に誰かがこのような年俸表を作ってオンラインに出回っているが、(現代自動車の)職員はこれを信じない」と述べた。
韓国日報「"현대차 대졸 신입 연봉 1억"...사실 아니라는 해명에도 부러움 사는 표의 정체는(「現代自動車、大卒新入社員の年俸1億ウォン」事実ではないという釈明にもかかわらず、羨ましがられる表の正体は)」より一部抜粋
「大企業はこんなに優遇されているのだから」という世論を作ることが目的なのかもしれませんが、「僕が考えた理想のお給料」みたいでなんだかなー...な感じです。
社会人1年目で出来る仕事なんて高が知れているのに、それでいきなり年収1000万は普通にありえないでしょうに。
そうそう、来年の最低賃金交渉が終了しました。1.7%アップの1万30ウォンに落ち着いたみたいです。
最低賃金1万ウォン突破目標は2013年に掲げられたものですが、11年掛かってようやく達成したことになります。
ただし、経済状況が良くて最低賃金が上がったわけではありません。この辺りが今後の韓国経済にどのように影響してくるのか、要注目です。