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獏(ばく)


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妖怪ナイトに合わせて妖怪シリーズを連載してます。〈マヨヒガ〉において他人の記憶野を旅しているような描写があるが、これはホンモノの他人ではなく、あくまで私に所属している意識内の他者の意識にである。我が意識内の、しかし直接的に私ではない意識が他人の表象をまとっているもの…へのサイコダイブである。我が認識内の他者をヘーゲル的には〈性状〉と言う。そういえば夢枕獏さんの著書にサイコダイバー・シリーズというものがあり、若い時よく読んでいた。夢枕獏さんで思い出したが貘という妖怪がいる。

「獏」は体が熊、鼻は象、目は犀、尾は牛、脚は虎にそれぞれ似ているとされるが、その昔に神が動物を創造した際に、余った半端者を用いて獏を創造したためと言われている。 獏は人の夢を喰って生きると言われている。悪夢を見た後、 「この夢を獏にあげます」と唱えるとその悪夢を二度と見ずにすむという。

夢を記憶するというワークを昔からやっている。チベット仏教では夢ヨーガと言われるものだ。タルタン・トゥルク師の本を参考にしている。夢日記をつけているが、無理やり、記憶を食べられたかのように記憶が途切れ思い出せないことがある 。まるで、それは覚えていてはいけない記憶のようだ。大抵、 その手の記憶ではあたかも何かにとりこまれているかのような、違和感、そして見覚えの無い感情的乱流がある。自分に所有権のある記憶らが、何者かに取り上げられていくような感覚。しかし、うまく覚えていると、こちらの知らない情報、風景、人物もこちらに混入してくる。その情報をメモするチャンスがあったならば幸いだ。その手の記憶は失いやすいからだ。

起きてすぐメモしておいたらよいのだが、うつらうつらしていると五分後には忘れている。睡眠と覚醒の半ば、うとうととした半覚醒状態において、夢うつつに 「回収いそげ」との声を聞いたことがある。夢の記憶の回収係がいるのではないか。聞いた話ではあるが、あちら側の世界には「記憶の回収係」のような存在が巡回しているのかもしれない。

この「記憶の回収係」もしくは、その手の記憶が急に消え失せる現象を指して、古人は「獏」と読んだのではなかろうか? 

悪夢と獏が関連づけられるのも、たいてい自己の認識内の「他者」もしくは「性状」に潜り込んでいるときに、ある種の警告や抵抗があり、それが「悪夢」として出ている。「入ってはいけないゾーンの意識」は異物を排除しようとして免疫系のように攻撃を加えるか、支配下に置こうとするかのようにふるまう。

しかし、逆に言えば、悪夢を見る時はチャンスであり、自らに重要な情報を得た可能性が高いとも言える。また、その秘密に近づくごとに、攻撃は激しくなり、番犬システムのようなものだ。意識の境界には番犬システムいる。神社の狛犬もそう。

じっさいに犬や狐の如きものが出てくるかもしれない。深層意識の番犬はシンボルとしてそういう形を取りやすいようだ。タロットの月のカードはそれをもろに表している。犬が2匹いるのである。




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