
さらに推理を進めると、五劫思惟阿弥陀仏、つまり成道より五劫昔、法蔵比丘だったころ、グルである世自在王仏に師事された。そこから五劫もの間思惟し誓願を起こした。現代から十五小劫前は、試算すると2億7千万年×3=8億1千万年前。
約8億1千万年前には、地球に何が起こったか、が重要となる。8億1千万年前に、地球にはやはり一大事が起きていた。これは、学者たちによる月のクレーターの研究から、わかるのである。大阪大学と東京大学の研究グループは2021年7月22日、月周回衛星「かぐや」からの観測データから、約8億年前、100km以上のサイズの小惑星が砕け、50兆トンという大量の隕石が地球と月に降り注いだことを発表した。
これは、恐竜絶滅の原因になった隕石の30〜60倍とされている。
この研究では米国のアポロ計画で持ち帰られた月の砂など、複数の場所の砂が調査され、その結果、17にものぼるクレーターは8億年ほど前にできたと明らかになった。生命に不可欠なリンが、現在の濃度のおよそ10倍が海洋にもたらされたとされる。
仏は喩えをもって真実の実相を語られる。世尊はアカシックレコード(阿頼耶識)をそのまま見れるが、そのままでは民衆には理解できないから、このような宇宙的現象を喩えで語られている、と私は勝手に思っている。
これらの小惑星衝突による大破壊こそは、世自在王仏(シヴァ神)と喩えられる、現象なのではないか?世自在王仏は梵名は「ローケーシュヴァラ・ラージャ」(lokeSvara-raja)なのでシヴァもしくは観自在王如来、もしくは十一面観音にお唱えされます。起源がシヴァ神なのだろうか?
オン・ロケイジンバラ・アランジャ・キリク
oṃ lokeśvara-rāja hrīḥ
オーン・ローケーシュヴァラ・ラージャ・フリーヒ(ह्रीः)
ロケイジンバラアランジャの原語がローケーシュヴァラ・ラージャなのですね。フリーヒ(ह्रीः)がキリクです。
ちなみに十一面観音真言は
オン ロケイジンバラ キリク
Oṃ lokeśvara hrīḥ
オーン、世自在尊よ、フリーヒ(ह्रीः)
アランジャつまりラージャが抜けたものになってます。
十劫の昔つまり5億年4千万年前、さらに遡ること五劫つまり2億7千万前、8億1千万年前の大破壊を仏は巧みな譬喩で、世自在王仏(破壊神シヴァ)の相と喩えたのかもしれない。
その時に、法蔵比丘とされる何らかのはたらきが、他天体から小惑星と共にこの地球に訪れた。
そして、五劫(2億7千万年)が経過し、そのはたらきが果実となり、生物は無量光を、眼という光センサーにより感受できるようになったのだ、南無阿弥陀仏。お釈迦様はカンブリア大爆発を法蔵比丘が正覚を得たと表現されたのだろうと思う。
世自在王仏の劫における如来法身…宇宙の破壊的現象と法則…つまり小惑星の衝突と海洋におけるリンの濃度の急上昇により、生命発現の条件が整えられた。こうして条件の整えられた世界から衆生は発現し、五劫を経て眼を得るまで生成化育された。