
『金剛針論』(ヴァジラスーチー)とは仏教論書の一つ。梵語版では馬鳴(アシュヴァゴーシャ)作と伝わるが、漢訳版では法称(ダルマキールティ)の作とされる。カースト制度を批判しているが、仏典からの引用はなぜか無い。ヴェーダの聖典や神話を典拠として記している。
ぜんぜん関係ないけれども、馬鳴は名前が私に似ていますね。
『バラモン階級がバラモンである理由の否定』考えがが練られていてかなり面白い。
生命はバラモンであることの根拠にはならない。
インドラも家畜であったことがヴェーダに記されている。猟師たちや動物たちがバラモンに転生したことが『マハーバーラタ』に記されている。
身体はバラモンであることの根拠にはならない。
もし体がバラモンだとすると、死んだバラモンを火葬する時、遺体を燃やす火(アグニ)はバラモンを殺す罪をおかしたことになる。 バラモンである肉体が消えてしまったのなら、生前に行っていたバラモンとしての行いに帰ってくる果報はどこへ行くのか。
魔王ラーヴァナは四ヴェーダを学んでおり、羅刹(ラークシャサ)にもヴェーダに関する知識と行法が伝わっている。そのためヴェーダを学習することそのものは バラモンであることを保証しない。
バラモンの立場から、バラモン階級というものを蹴倒しているのが面白い。作者は元バラモンの馬鳴の可能性が高い。馬鳴は馬鳴菩薩ともされるが、バラモンの家系に生まれ、その後、法戦で西天28祖のうちが10祖の脇比丘(11祖の富那奢比丘とも)に論破され、舌を切ろうとしたが、諭されて仏教に帰依して、その後類まれな詩才で民衆を教化しました。
訳)
《金刚针经》是经典之一。在梵文版本中,听说是马鸣所著,但在汉译本中,听说是法称的作品。这个经典里批评印度种姓制度,但是不知道什么理由,没有引用从佛教经典,全部是从吠陀经典或者印度神话引用的。
婆罗们阶层者不一定是正宗的婆罗们,这个主义是这个经典的主内涵,这个想法经过深思熟虑并且非常有趣。
婆罗们阶级不一定是婆罗们。我们把婆罗们的生命不能当婆罗们阶层人是婆罗们的理由。因为吠陀上据说因陀罗也是轮回中有的时候转生变家畜。从摩诃婆罗多据说猎人或者动物也有的时候转生变成婆罗们。
以婆罗们的身体也不能为根据估计一个婆罗们阶层者是正宗的婆罗们。因为,如果身体是婆罗们的话,如果火葬的时候,烧遗体的火神是不是犯了杀人婆罗们罪吗?而且如果婆罗们身体是婆罗们的话,身体灭的以后他的人生的果报因该去那里?
以有吠陀知识也不能为根据估计一个婆罗们阶层者是正宗的婆罗们。魔王罗波那研习四吠陀,羅刹也有吠陀传统知识甚至吠陀行法。以为这个理由不能估计有吠陀知识的婆罗们是正宗的婆罗们。
这个经典,从婆罗们的境地攻击婆罗们阶层这点很有趣。应该著者是马鳴吧,因为他的出身是婆罗们。马鳴是马鳴菩萨。他出生在婆罗们家,他婆罗们的时候论争跟胁比丘尊者论被击败以后,马鳴想切到自己舌头,但是被胁比丘尊者说服他,把让他归依佛教。归依以后他用自己的诗才普及佛教向众生。