前回までのあらすじ
仕事を辞めて旅に出た。オーストラリアを見て回ったのちカミーノ・デ・サンティアゴを歩く。 Saint-Jean-Pied-de-Port → Roncesvalles → Espinal → Ilarratz → Pamplona → Uterga → Cirauqui → Villamayor de Monjardín → Sansol → Viana → Logroño → Nájera → Grañón → Tosantos → Agés → Burgos → Hontanas → Itero de la Vega → Carrión de los Condes → Terradillos de los Templarios → Bercianos del Real Camino → Reliegos → León → Valverde de la Virgen → Hospital de Órbingo → Astorga → Rabanal del Camino → いまここ
行動記録
朝
6時45分くらいに目を覚ます。朝食7時からだし特別遅いと思わなかったけど私ともう1人以外全員起きて出発した後のようだった。
お茶とトーストの朝食。管理人の2人は常に気遣ってくれてとても優しい。出かけ際にはハグをしてくれた。
出発
今日は山道を歩く日なんだが、めちゃめちゃ霧が濃くて寒い。歩きながらかわかみさんから声をかけてもらったフィヨブーファンブックに書く文章について考えたりしていた。考える時間だけはたくさんあるが推敲する時間はほぼない。
休憩
ひとつ先の村に到着したのでコーヒーを飲みながら昨日書けなかったブログを書く。
このケーキは素朴な感じでうまい。
ブログはいつもアルベルゲのベッドの中でコソコソ書いているけど、本当はカフェとかで書いたほうがいいのかもしれん。
再出発
どれも同じような景色だけど山だなーと思ったときに撮った。十字架のところには石を置いていくらしい。本当は巡礼者の地元の石を置く?らしいんだけど、私は数日前にMちゃんとCちゃんと歩いてたときに拾ったレオン州の石を置いてみた。
お昼ごはん
ピルグリムスメニュー20ユーロ。前菜にパスタを頼むと野菜ゼロの食事になるってことを私は一体いつ学ぶんでしょうか。かなり頑張って高カロリーデザートを食べ終える。
再出発2
険しい山道なんだけどほとんど人がいなくて天気も良く花が咲き乱れていてなんとなく懐かしいような気持ちになる。
1人でしばらくAudiobookを聴いていたんだが、せっかくの機会だから聴くのをやめて考えごとに使うことにする。 この時歩きながら考えていたのは、停電の日に韓国人のおじさんと交わした会話について。洗濯しながら雑談しただけなんだけど。
おじさんは私に「何故カミーノを歩くことにしたの?」と聞き、私は「日本でソフトウェアエンジニアとして働いていたけど、自分に向いている仕事なのか分からなくなった。本当にやりたいことが何なのか歩きながら考えたくて」と話した。おじさんにさらに「何かいいアイディアは見つかった?」と聞かれたが、何も見つかってないと答えた。そしたらおじさんは「大丈夫、サンティアゴ・デ・コンポステーラに着いたときにはきっと見つかってるよ」と言って去っていった(おじさんの洗濯が終わったのだ)。
このおじさんの最後の言葉にモヤっとしたためしばらく考えていた。なぜモヤっとしたかというと、巡礼の道を歩いているものの私はいかなる宗教に対しても信仰心がないので、旅が終わって聖地に着いたら自動的に求めるものが見つかるなんてことは信じられないと思ったから。カミーノに対しては、歩いてると脳が活性化して良いアイディアが浮かぶだろう程度の思い入れしかないと思っていた。 しかし現時点で500km歩いても何もアイディアが浮かばない。この事実にそこそこ焦りを感じてもいる。オーストラリアに戻るかどうかも正直決めかねていて、日によってやりたいことも揺れ続けている。
今日おじさんの言葉について歩きながら考えていて、逆説的に、一旦サンティアゴ・デ・コンポステーラに着いたその時に考えていたことが正解だと思えばいいのかもしれないと思った。根拠はなくても。 信仰を持ってはいないけど、800km歩いた結果出た根拠のない希望を信じるくらいは自分に許しても良いのかもしれないと思った。
到着
今日の宿のある村に到着。ドイツ人の物静かなCさん、俳優の韓国人Jさんなどに再会した。
夜は昨日買ったアボカドを食べた。まだ硬すぎました…









