前回までのあらすじ
仕事を辞めて旅に出た。オーストラリアを見て回ったのちカミーノ・デ・サンティアゴを歩く。
Saint-Jean-Pied-de-Port → Roncesvalles → Espinal → Ilarratz → Pamplona → Uterga → Cirauqui → Villamayor de Monjardín → Sansol → Viana → Logroño → Nájera → Grañón → Tosantos → Agés → Burgos → Hontanas → Itero de la Vega → Carrión de los Condes → Terradillos de los Templarios → いまここ
行動記録
朝
6時半に起きて7時に宿併設のバルで朝食。
全部で4ユーロなんだけどかなりお得な感じがする。たぶんパンに塗る用についてたのはバターだと思う。
出発
今日は25kmくらい歩く。重い荷物を持って長い時間歩かなきゃいけない人にしか分からないことだと思うが、疲れている時にPodcastを聞くのはめちゃくちゃつらいので比較的疲れていない朝聞くようになった。疲れているときは話に集中するのが難しく、かつ経過時間(こんなに疲れて歩きつづけてるのにまだXX分も歩いてない)を強く意識させられるのでつらいのである。

かぎあみの国旗があった。
休憩1
2つ目の村に到着し、別に疲れてもいないしお腹も空いてないけど次の街まで7kmあるのでバルで休憩しておくことに。
ココアとオムレツを頼んだ。トルティージャを頼んだつもりでメニューにあったオムレツを頼んだんだけど、あとで知ったけどこのバルのオーナーはイタリア人らしく普通のオムレツが来た。
まあおいしくいただく。バルの奥に台湾人のCちゃんがいて、一緒に歩かないか誘ってみた。昨日ずっとひとりで歩いていて、知り合いにもほとんど会わず寂しいと思っていたため。人を誘って一緒に歩いたのは初めて。ちなみにCちゃんには「日本にはソロ焼肉とか一蘭とかひとりでご飯を食べる文化があるから、日本人は1人でいるのが好きなのだと思っていた。寂しいのは意外」と言われた。それを聞いて笑ったけど一理あるね。私は1人でいる時間を心から愛しているけど、同時に孤独を嘆いてもいる。そして周りが仲良さそうだからという理由で相対的に孤独を悲しんでいるわけでもないんだな。
我々は英語がものすごく得意なわけではないため、ときおりGoogle翻訳を介しつつコミュニケーションをとっているが、英語を理解しなければ/させなければならないというプレッシャーがないので気楽だ。



話しているうちに次の街に着いた。スペインに来て初めて鉄道駅を見た。今のところそこそこ大きな街でも鉄道を走っているのは見たことがない。
ここはフランス人の道の中間地点らしく、ここで中間地点到達の証明書を発行してもらうCちゃんについていくことにする。
休憩2

目についたバルでコーヒーを頼む。Cちゃんが頼んでいたタパス?を分けてくれたのでそれも食べた。コロッケみたいなやつは予想外の味で、柔らかいフレッシュチーズの中に唐辛子が混ぜ込まれた辛くておいしいおつまみだった。
中間地点
おれは歩く過程を目的にしているので正直証明書とかどうでもよくて、クレデンシャルのスタンプも真面目に集めていないんだが、まあ拒否するほどのことでもないのでついていく。
3ユーロ払って証明を発行してもらった。写真を撮ってもらったのは多分旅の過程でこの証明書がぐちゃぐちゃになる/なくすことが目に見えているため。
宿
しばらく何にもない道を歩き、今日の目的地に到着。
Cちゃんと同じところに泊まろうかと思って行ってみたがもう満員とのこと。仕方ないので予約のいらないドナティーボの宿に行くことにする。
少なくとも床に寝ることはないので最高と言える。
昨日同室だった台湾人のEさんが下の階であった。Eさんは信じられないくらいの陽キャで、あまり英語が得意ではなさそうだがたくさん友達を作っている。
ぶっちゃけいいなと思うけど、私は彼女のような性格ではないので、彼女の行動を真似て友達のような存在を作ってもそんなに幸せでもないだろうとも思う。
デンマーク人のMちゃんもおなじ宿。夕食まで暇でお腹が空いてたので一緒にバルに行きコーヒーとドーナツを食べた。Mちゃんは私の名前を覚えるのがめんどくさくなったらしく「ニックネームがモニカってことにしてもいいか」と聞いてきたのでいいよと答えた。
晩ごはん


すべてとても美味しかった。とくにパエリアが辛くて美味しかったもっと食べたかったよ。
そして"The curd"がデザートに出た。これをライスプディングだと言ってる人もいたけどこれはcurdです。あーあ、これはナヘラで一緒にご飯を食べたTさん、村上春樹のJさん、Yちゃんにしか通じないジョークなのでみんながここにいないのが残念。
ここはドナティーボの宿なので、みんなで夕陽を見てリフレクションを行う時間が用意されているけど今日は私はパスかな。 エモーショナルなイベントに再度参加するにはもう少し心の整理が必要(私は自分の心の弱さや影響の受けやすさを自覚しており、それゆえに人の感情を操作するようなイベントに強い警戒心を抱いているため、メンタルが安定してない時に少人数の宗教的なイベントに参加するのはそこそこリスクがあることだと思う)。
感情を揺さぶられたくない件とは別に、集団心理で雰囲気に流されてエモく気持ちよくなることへの抵抗感がどうしても拭えないので私は踏み止まる。なんというか、簡単に気持ちよくなってたまるか…本来自分が抱えている痛みから目を逸らしたくないよ。