本文に一通り目を通したので感想をメモ。
改正法の立案担当者による一問一答本。メジャーな改正ではこの手の本が出るという印象。下請法の今回の改正についても出たので、買って目を通してみた。この手の本は辞書的に使うために買うことの方が多く、今回もそのつもりだったが、全体が200頁余でコンパクトだったので、買った後で一通り目を通そうと思い至った。全体のうち、一問一答の本文は80ページ程度で後は資料なので*1、本文として読むところの分量はさらに少ない印象。読むのにそれほど手間がかかるわけでもない。
公取テキストとか改正のパブコメとかに一通り目を通した後だと、業務上使いそうな知識の範囲では、目新しいことはなかった気がした*2。もちろんこの改正に至る過程の資料も含めて改正時点の資料がこのようにコンパクトな形で一つにまとまっているのは*3、後で振り返る必要が出たとき等にも有用だろう*4。
前記のネットに上がっている公的な資料だけでも、大概の業務には対応できるだろうから、無理に購入する必要があるのかや、仮に購入したとしてもいちいち目を通す意味があるのかというと、今回のような相応な規模の改正であっても疑問が残る。必須ではないだろう。まあ、ここまで言えるのは公的な情報がふんだんに出ていて更新頻度も高い(最低年一度は公取テキストが改訂される)この法律だからであって*5、他の法律ではそうはいかないだろう。
*1:しかも既に改正法施行までに目をとおしていた...なので今回は目を通していない。
*2:こちらが不勉強で気づくべきことに気づけていないだけかもしれないが。
*3:カラーの資料が白黒になっていたのがやや残念な気がしたが、白黒になっていたからといって内容がわからないわけでもないし、本の価格を抑える意味ではやむを得ないのだろう。
*4:官庁の資料も大半が横書きなのに、条文の新旧対照表などはいまだに縦書きというのは、そこに拘る意味がどこまであるのか疑問に感じた。単に使い勝手が悪いだけではないのか。
*5:ネットに上がっている公式資料を学習させればAIでも下請法について相当程度正確に答えてくれるようだし...。そこまで自分ではやる気はないからやっていないが...。