掲題の映画を見たので感想をメモ。70年代の音楽が好きなら見ておいて損はないのではないか。
70年代の音楽では、Carole KingはTapestryは聴いたことがある程度(とはいっても、今回の映画の題名が”You've Gotta a Friend”の一節から来たこと程度は理解できるが。)、James Taylorは名前しか知らない(駄目)という程度だったが、twitterで宣伝を見て、行こうと思って足を運んでみた。
彼らが1970年に初共演したライブハウス?の開業50周年のライブを契機としたその後の2010年のツアーの様子を、彼らの1970年当時の映像や関係者のインタビューを挟みつつ、撮ったドキュメンタリーというところになろうか。撮っていたのは、以前見たBee Geesのドキュメンタリーを撮った監督というのは、何となく納得。
印象的だったのは、まずは、彼ら2人だけでなく、バックバンドのメンバーも含めて、バンド全員がお互いに敬意を払いつつ、楽しそうに演奏をしていて、演奏の質も(こちらが聴く限り、だが)すごく良いというところ。そういう雰囲気を観客に伝えるために円形ステージ(ゆっくり回転するとのこと)で観客を周囲に配置したというのも、メンバーの様子も含めて見せるにはいいアイデアだったのではないか。それに加えて、あちこちで名前を目にする、髭が特徴的なベーシストのLeland Sklarがバックで演奏するだけではなく、当時から彼らを知る関係者としてインタビューを受けているのも印象深かった。
彼ら2人の仲の良さもそれはそれで印象的。最後の曲*1では、スポットライトのあたる中、2人だけで寄り添うように演奏している背中を撮っている部分では、2人のこれまでの50年間の親交の深さが伝わってきた。その他にも随所で語られるエピソードからも、2人の音楽的な相性の良さが伝わってきた。
数多くの作品の中から選ばれただけあって、演奏された曲自体も、初めて聴いたものも、素直に良いと思える曲ばかりだった。個人的にはなじみのある”I feel the earth move”でCaroleが歌いながらearth moveを表現するかのような動きをしていたのが、面白かった。
物騒で禄でもない報道にばかり接する昨今で、この映画を見ているときだけは、映像に集中できて、そういうことを一時だけでも頭の隅から追い出せることができた。幸せな時間を共有させてもらえたことに感謝するばかり。
最後にチラシを撮ったものを貼っておく。

*1:実際にはエンドロールとともに1曲流されていた。これはこれで良いアイデアかもしれない。