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六本木フジフィルムスクエアでの写真展3つ

感想を手短にメモ。まったく種類の違う写真展が併催されていてそれはそれで興味深かった。

 

松田康司写真展「命めぐる海の物語」

※写真は許可条件の範囲内で撮ったもの

水中写真とかはそもそも撮ろうと思ったことがないし、そもそも潜水すらできそうになく、どうやって撮るとか全くわからない。どういう装備なのかは一枚だけ撮影の様子が写った写真が展示されていたが、それ以上の説明は見当たらなかったと思う。まあ、機材とかの話を長々と説明するような話ではないのだろう。

 

写されているものを見ると、生命の多様さと力強さというものを感じる。色はカラフルや形は様々だが、それぞれに懸命に生きて、死んでいく。こういう環境の重要性を感じる。

 

中澤勝 写真展「雪国」

※写真は許可条件の範囲内で撮ったもの

豪雪地帯の新潟県十日市周辺での人々の生活を撮ったもの。美しさを感じる部分もあるがそれ以上に豪雪地帯での生活の大変さを感じる。雪深さは写真で見るとこちらの想像を超えるものがあり、この雪深い時期には何もできないなと感じる*1

 

鬼海弘雄写真展「PERSONA―坂東玉三郎」

こちらは撮影禁止だったので、六本木の駅のところにあったポスターを撮ったものを貼っておく。

今回はこれを目当てに足を運んだ。この写真家の*2、PERSONAの写真集は、浅草での人物のポートレートが、存在感ある被写体(一般の方)に対して正対している感じが印象深かった。今回は被写体が若き日の坂東玉三郎ということもあり、きっとすごい写真が撮られているのではないか、と期待して出かけてみた次第。

 

70年代でまだ若い玉三郎氏の写真が、プリントされた後に長らく封印され、写真家が亡くなる少し前にサインをしたという経緯も興味深い*3。なぜそのような事態になったのかが気になった。

 

歌舞伎にしても演劇にしても見ないままでここまで来たので、さっぱりわからないが、解説によると、時期的には玉三郎氏が歌舞伎からそれ以外の演劇の分野に進出し始めた時期のようである。いずれについても、ご本人の緊張感というか気合が伝わってくるような写真で、カラーではなくモノクロというところが、余計な情報をそぎ落としている感じがあり、迫力を強く感じずにはいられない。写真家は写真家で、まだプロになる前の時期で、PERSONAシリーズでは使っていなかった望遠レンズなども使っているようだが、それでも被写体に正対して撮っているという感じがあり、その後の作風に繋がるものも感じられた。個人的には、迫力ある被写体に正対するというのは、撮る側にとっても気力を要すると思うので、こういう形で撮り続けられたのはすごいと思わずにはいられなかった。

*1:その分、今般の選挙の罪深さを改めて感じるわけだが。

*2:official siteがあった。

*3:配布されていた資料によると、今回の展示全部がそうだったわけではなく、展示されていたものの中にはネガから出力したものも含まれるとのこと。




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