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先日の脊髄反射

呟いたことを基にメモ。自分の備忘のためのメモ。

 

先日、某社がtwitterの公式アカウントで、某芸能人の方との契約を締結したなどとつぶやきつつ、契約書と思しきもののスクリーンショットをupしているのに接した*1

 

問題となったというか、こちらが気になったのは、スクリーンショットの契約書と思しきものの冒頭部分からすれば双務契約風なのに、一方の芸能人の方のサインしかないことや*2、冒頭部分に記載されている契約当事者とその方との同一性が不明確であること、それから、契約に伴う金銭のやり取りについて記載されているようにも見えた点などである。

 

最初の点からすれば、あまりにもできの悪い契約書に見えて、それを表立って企業の公式アカウントで公開しているところが気になった。件の会社に法務部門があって、そこが公式に承認をして表に出たものとは俄かに信じがたい、おそらく広告代理店が勝手にやったのではないかと善意に解釈したいが、その場合でも、その代理店を件の企業がきちんと管理できていないのではないか、担当の部門(広報だろう)はなにをしているのか、そこと法務との連携はどうなっているのか、という疑義は残る*3

 

ある種のネタとして、実際とは異なる契約書風の何かを示したのだとすれば、それ自体が法律上の問題かどうかはさておき、「炎上」する危険はあるし、どうしてもというのであれば、一定の断り書きを付けるなどすべきだっただろう*4。契約をした事実を示すのであれば文面を見せずに調印式の場面を撮影するなどの手もあるはずである*5

 

仮にあの契約と思しきものが、実際の契約だったとすれば、何らかの理由で、相手方が内容に同意した事実を証拠化するために、多少不格好でもサインを得たという事実のほうが重要という状況は想定不可能ではないとしても、そのようなもののスクリーンショットをそのまま出すのが適切かというとおそらく違うだろう。前述のとおり契約の事実を示す画像を撮る方法としては他の選択肢もあるところで、ことさらに無理をする必然性はないのではないか。

 

いずれにしても、自分の勤務先があのような無様なものを表に出すことのないように、諸々気を付けないといけないと改めて思った次第。

*1:当該アカウントに文句を言う話ではないと思うので(言う価値はないだろう。)、ここではリンクなどは張らないでおく。

*2:一方だけがサインをする形式のものも作れるが、書きぶりが明らかに異なるものとなるし、内容からすればそういう形式が適切かは疑義があるところだろう。

*3:Twitter上でご指摘をいただいたが)部外秘という扱いにしていたために法務チェックが入らなかった可能性があるのは理解するが、そういう仕事のすすめかたが適切かというとおそらく違うのではないか。

*4:ネタをネタとして理解するためには一定の弁えを要するが、それがない層に対しても訴求するのが広告の狙いだったはずである。

*5:なお、某先生が、件の会社がこの「契約」に基づく義務を履行しなかった場合の対処の仕方を「お題」にしていたが、マジレスをつけたのをメモしておくと、相手方の署名などがないとしても、行動で契約を承諾したと解される余地がないか確認したうえで、契約に基づく義務の履行を求める旨を連絡してみるのが良いのではないかと考える。いきなり内容証明とか行く前に交渉だろうし、その前提として合意の成立を署名等の不在により主張される余地はつぶしておくべきだろう。




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