何のことやら。脊髄反射的に呟いたことを基にメモ。
こちらは、4社目での就労ののち、修習に行き*1、その後弁護士事務所で執務したわけだが、弁護士事務所に入る時は、特にそれまでの経験を評価されず、通常のアソの報酬で事務所に入った。その水準に不満は、今なおない。年齢を考えれば、そういう機会を与えてくれた当時のボスには、今なお感謝しかない*2。
とはいっても、その水準でずっと暮らしていけるかというとなかなか厳しい水準なのも確かだった。結果的に、報酬以前の自分の好みの問題として、日本の資格を取る前と同じく企業内法務に戻ることにした。幸いにも行く先があって、企業内で管理職ポジションについて、収入はある程度回復したけど*3、アソになって、資格を得る前よりも収入を下げる結果を受け入れてよいかは、特に30代後半以降の方については慎重に考えるべきと感じる。特に、その後企業、特に日本企業に入ろうとする場合には、直前にもらっていた金額がどうしても提示する給与額を検討するうえでの考慮要素になってしまいがちなので。
僕自身は、事務所でアソをしたことで得られたものがあり、それは企業内でも活きているので、アソをしたことには十分意味があったとは思うが、費用対効果を考えると、疑問が残るのも事実。もちろん、自分に相応に「売り」になる何かがあり*4、それを使ってよい待遇が得られるとか、勤め人はもうこりごりと感じて、数年間は修行をしてその後は自分の力で、というのであればそれはそれで一つの選択だろう。他方で、個人事業主で、自己責任の割合が高いところなので、一定年代より上は、最悪値を意識しておいて損はないと思う。自己責任での選択としても、選択の結果について、想定可能な最悪値を見据えた上での判断が望ましいのは間違いないのではないか。どこまでのリスクなのか分かったうえで、リスクを取るというのは、弁護士というリスク管理について関わる職種*5につくのであればやっておいて損はないのではなかろうか。