掲題の写真展を見てきたので感想を簡単にメモ。
twitter上で作品を拝見している岩倉さんの写真展があるという情報に接した。しかも、撮影に使ったのは、この期に及んで新機種として出たハーフカメラのPENTAX17ということので、そちらも気になったので最終日に出向いてみた。
15点ほど作品が展示してあった。ハーフ版のカメラなので縦位置が多いかと思ったらそうでもなかったのはやや意外に感じた。様々な青が良く活かされていて、フィルムとの相性もよさそうという感じがした。フィルム側の進歩のおかげで、ハーフ版だからと言って粒状性が目立つという感じでもなかった*1。個々の写真からストーリーのようなものが透けて見える感じがしたのもよかった。独自の世界観(さわやかさや青春時代の儚さのようなものを感じるのはこちらの年齢の所為かもしれないが。)を前提に、一枚ごとにテーマを設定し、それをどう表現するか、しっかり考えたうえで設定を作って、画面を整理して、撮りたいものがストレートに伝わる形で撮っているという印象が強かった。今回はカメラ指定での撮りおろし新作ばかりということやギャラリースペースの都合もあって、展示点数が思っていたほどはなかったのが残念だった。新作に限らずとも、他のところでもっとたくさん作品を見てみたいと感じた。
PENTAXの施設が会場だったこともあって、展示の脇に件のPENTAX17のデモ機があって少し触ってみた。グリップがついていて、片手でしっかりホールドでき、軽量でコンパクトなので取り回しも楽そう。ファインダーも明るく見やすいし、撮ろうという気にさせてくれる感じだった。軍艦部もダイヤル式でシャッタースピード(バルブがあるのが良い)や露出補正が設定でき、レンズ周りでゾーンフォーカスが調整可能という、ある程度銀塩カメラをいじっていれば直感的に理解できる感じで、よく考えられた感じの作りだった。お値段もそれなりなので、購入意欲をそそられる良いカメラという印象ではあるが、僕が銀塩で今から撮るかというと心もとないのと(フィルム代の高騰を考えると二の足を踏むのは否めない。)、もともとある銀塩のカメラすら使いきれていない状況からすると、購入はためらうところ。
最後にギャラリーにあった岩倉さんの写真を使ったPENTAX17のチラシを上げておく。
*1:これは展示されているサイズがそれほど大きくなかったからかもしれないが...。