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現時点でのメモ(2025/5/5)

呟いたことを基に益体もないメモ。あくまでも現時点でのこちらの体感に基づくもので、立ち位置*1の差異による異論があり得るのはいうまでもない*2

 

昨日の#裏萌渋でも一部話したこととも重なるが、生成AI周りで思うところを雑駁なメモ。先日の某雑誌の某特集のときにメモしようかと思ったが、松尾先生以外の記事では「バスに乗り遅れるな」感が強すぎてうんざりしたので、表立ってはしなかった。

 

こちらもご多分に漏れず一部の業務では、おそるおそるその種のものを使っている。万が一を考えて、外に漏れたとしても害がなさそうなものの翻訳をしてもらうのが多い。時々翻訳抜けが生じることはあるが、一から訳すよりは手間が省けているのは事実*3

 

とはいうものの、これが今後さらに進化・普及したからと言って企業内法務の仕事がなくなるかというとどうだろうかというところ。リサーチとかは早くなるかもしれないが、企業内法務で行うリサーチは結果を神棚にあげて終わりではなく、その結果を踏まえての意思決定をしなければならないはずが、そこの意思決定プロセスは、まだ当分は人間がするだろうし、意思決定者のところがボトルネックになる可能性もあって、それほど仕事が早く進むかどうかはわからない気がする。特に意識高くないいわゆるJTCでは。それと、世間がいろんな意味で複雑化していて、問題がややこしくなっている状況下では、企業内法務が関わる問題も増えているので、仮に効率化できたところで、その分他のことをする羽目になって、結果的に労働強化の方向に向かうような気がする*4

 

仮にその種の道具で効率化するとしても、別途気を付けないといけないと感じているのは、少なくとも現状の技術では、与えられた資料から「学習」してそれらしいものを作っているだけに過ぎないようで、人間がするのと同様の調査、推論をしているわけではないということ。それ故に結果的に作られたものに誤りが含まれている可能性は排除しきれず、人力での検証が必要なものの*5、技術の高度化とともに、検証する側に求められる能力も高く、それをどのように獲得し、維持するのかが難しくなる(当然コストもかかる*6)のではないかということ。既に某法学研究者の先生が、学生がレポートでありもしない判例を書いてきたのを裏取りするのに相応の時間を費やした、という事態があったわけで*7、そういう事態を杞憂と笑い飛ばすのは無理があるように思う。

 

もともと、何とかテックとかいう片仮名用語がはやり始めたころから、そういうものを下手に使って、使う側が莫迦になったらどうするのかと思っていたが*8、問題の様相が異なってくるのかもしれない。今の世代はまだしも、この種のものが存在しなかった時代すら知らない世代が出てきたときに事態がさらに難しくなる気がする。

追記:そういう意味では、AIについても、某先達の「自分が出来ないことを機械が処理しちゃうようになると、機械に使われる」という指摘は常に意識しておく必要があると感じるところ。

*1:ポジショントークも含む。

*2:事実誤認等については適宜の手段でご教示いただければ幸甚です。

*3:それとは別に、オンラインの中小企業診断士の勉強会の運営側で、パワーポイントのテンプレートのデザインをさせようとしたら、やり方がうまくなかったのか、望むようなものはできなかった。シンプルなものがほしかったのに、むやみに複雑な絵を描いてきて使い勝手が良いものが作れなかった。

*4:電子メールが普及して仕事が楽になったかというと、そうならなかったという体感なのだが、それと似たものを感じている。こういう想像力の働かせ方は重要な気がしている。

*5:企業内での意思決定にリサーチを使うような場合は、状況次第では責任問題になり得るし、今のところ法人格を有さないAIにはその責任を果たせないだろうから(同じ内容でも誰が言うかで受け取られ方が違う場合があることも考えると余計にそうだろう。)、責任を取る人間の内容の精査(肚決めも含め)は必要になろう。

*6:そうしたコストも考えて費用対効果は検証されなければならないだろう。

*7:教育上の配慮(妥当だろうと思う。)により、関連する呟きは消されているので検証不能ではあるが...。

*8:こういうことを言うと老害扱いされがちなのだだが、上記のような事態に接すると、こちらの懸念は全く外れていたわけではないなと感じる。




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