台湾有事に関する高市首相の国会答弁を機に日中関係が拗れ、容易に回復しそうにも見えない。それが、日本の南西諸島への軍備増強、大陸にまで届く攻撃用ミサイルまで配備し、非常事態における住民の避難訓練までするといった実戦体制下で進められている中で、起こっているのである。
中国は日本のすぐ隣の大国である。しかも、近年の発展は素晴らしく、今や、経済的にも、軍事的にも、アメリカに次ぐ大国であり、仮に戦争をしても勝てる相手ではない。
日本では、日米同盟というアメリカの庇護下にあるので、言われるままに軍備を増強して威嚇しても大丈夫だ思っている人も多いかも知れないが、アメリカが日本を守ってくれる保証は何処にもない。
アメリカは日本、韓国、フイリピンからオーストラリアまで連ねて中国包囲網を作っているが、中国と世界の破滅、人類の滅亡をかけて、正面衝突をして戦うつもりはないであろう。現段階では「モンロー主義」ならぬ「ドンロー主義」を掲げて西半球は我がものと思って、ベネズエラ侵攻など平気でしているが、中国とは棲み分けを考えて交渉していることを忘れてはならない。
日本はアメリカに乗せられて中国を敵視しているが、中国と戦って勝てるわけはないし、経済的にも中国を無視して日本経済の発展は望めない。高市発言で当分は対中関係を回復させることは難しいであろうが、中国との良好な関係なしには日本の発展はあり得ないことを考えておくべきである。
恐ろしい遠くの親分より、隣人を大事にすべきであろう。