昨年の春、急に「免疫性血小板減少症」で出血、入院治療を経て、退院後、病院通いを続けている。もう一年半以上もたち、今は病気もすっかり落ち着き、ほぼ平常の生活をしているが、今も六週間ごとに病院に行き、検査を受け経過を追っている。
発病時には、血小板数が二、三千しかなかったのが、三〜四万にまで回復し、出血なども全くなくなったが、それ以後は、薬を飲んでいても、血小板数はそれ以上に増えないことが多いらしく、それで別に困ることもないので、そのまま続けているが、ふと、どこまで続ければ良いのか気になることもある。
ところが、今年の八月にコロナにかかり入院してから、何故か急に血小板が十二、三万に増え、退院してからも、ずっと増えたままである。まだどうなるかわからないが、薬を減らして様子を見ることにした。感染が何か免疫系統に変化をもたらしたのかも知れない。
そんなことで、忘れた頃の病院通いを続けているので、今では、病院にも慣れて、受け付けを済ませたら、先ず採血場に行き、検体を取ってもらってから、病院内のコンビニでおにぎりやら飲み物を買って、そのコンビニの食事スペースで、ゆっくり昼食を済ませてから、血液内科の受付にカードを出して、待合室で本でも読みながら診察時間を待つことになる。
待ち時間は長いが、今は病気も落ち着いているので、診察といっても、検査結果を確かめ、少しばかり話しあって、すぐに終わる。後はカードや処方箋を貰って、病院の総合受付に行き、会計などを済ませ、処方箋を持って、病院の迎えの薬局へ行って薬をもらって終わりということになる。
ただ私の場合は、難病の手続きで総合受付で、一般の人より少しばかり時間がかかる。広い待合広場の椅子にかけて待つ間に、周りを見渡してみる。来院者は殆ど老人ばかりである。元気そうな人もいるが、付き添いに連れられて来ている人も多い。車椅子の人もいる。それでも病院の外来に歩いて来れる人は、まだ元気のある老人ではなかろうか。
ただ、ふと気がついたのは、老人と言っても、私と同年輩の人は見当たらず。殆どの老人が七十ないし八十台ぐらいの老人ばかりなことであった。老人社会といっても、もう百歳近い老人は少数派であろうし、病院の外来をうろつけるような人も少ないためであろうか。
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