8月12日、突然左足の坐骨神経痛が起こり歩けなくなった。痛みが強く、左向きはおろか、上向きに寝ることも出来なくなってしまった。じっとしていても痛むので、近くの整形外科へ行って診てもらったが、大きな器質的変化はないようなので、痛み止めの薬だけもらって帰ったが、もはや家の中でしか動けなくなった。
それも、小股歩行で、身を屈めながら、物の取りすがってしか歩けない。イライラするが、どうにもならない。困ったなあと思うが、あまり心配もしなかった。
五年ほど前に起こった、脊椎間狭窄症の時の続きの様なものではなかろうか。あの時も急に起こって、間欠性跛行になったが、CTで見ても器質的な変化は見られず、脊椎間狭窄症の人でも、自転車なら乗れることを知っていたので、いわゆる”おんば”(老人用の手押し車)を買って、歩いていたら、8ヶ月ぐらいかかったが、すっかりよくなったことがあったので、時間を待てば、そのうちにまた良くなるだろうとたかを括っていた。
どうもこういった異常は、器質的な名前がついているが、実際には、症状が似ているだけで、器質的な骨の障害などというより、軟部組織の異常で起こるものが多いのではなかろうか。それでこそ、巷で整体とか理学療法とか、それに似た治療が宣伝されて、実際にもある程度の効果を挙げているのではなかろうか。
しばらく様子を見ながら考えようと思っていたが、そのうちに、はからずしもCovid19(コロナ)で入院しなけrばならなくなった。ベッドで、上向きにも、左向きにも寝られず、ひたすら右の横臥位で我慢するよりなかったが、入院を続けているうちに、コロナと一緒に坐骨神経痛も自然に良くなり、体位に関係なく寝れる様になったし、歩行も次第に普通に歩ける様になってきて、そのうちにすっかりよくなってしまった。
おそらく、一時的な何らかの障害で、今回は坐骨神経痛となって現れたのであろうが、器質的な変化の症状として現れたのは、以前と同じ脊椎管に関わる変化があって、前回は脊椎管狭窄症として現れたが、今回は坐骨神経痛として、少し違った変化としての現れだったのではなかろうか。少しばかり現れ方が違ったが、同じような変化の現れ方で、同じところの病変が原因になっていた様な気がする。
始めの予想以上に、坐骨神経痛が早々と良くなってしまったことに驚かされたが、それに加えて、これまでの血小板減少症の治療で、一年以上も治療を続けていても変わらなかった血小板の数が、急に十万を超えたことにもびっくりさせられた。この二つが、まるでコロナの治療の手土産の様なものとなったのが幸運であった。