また暑い夏がやって来て、昨年の夏に誰かに貰った、最近流行りの”今様団扇”とでも言える携帯用の扇風機があることを思い出して、ロッカーから引き出してきた。パソコンを打つ時に机の隅に置いておくと、いくらか涼しい風が来て、少しばかり気分が良くなる。
ところが、しばらく使っているうちに動かなくなってしまった。当然、電池が切れたのだろうと思って、電池を入れ替えようとした。ところがどこにもカバーを開ける手がかりがない。コードや差し込み口もないので、電池で動いているのに違いないと思うのだが、どうにも開けられない。小さな窪みがあるので、それを押すか引くかしながら外枠を外そうとするのだが、どうにも開けられない、老人なので、細かい作業がしづらいので、女房に頼んで開けて貰おうともしたが、それも無理だった。
仕方がないから後は近くの電気屋さんにでも相談しようかと思って諦めかけた。ところが
突然、ふと思いついた。最近は昔のようなコンセントでなく、スマホの充電用のような差し込み口が多くなっているので、ひょとしてあの窪みもそれではないかと思いついた。試しにやってみるとドン、ピシャリ、適合するではないか。外枠を外すための窪みと思っていたのは、スマホの充電に使うのと同じ接続端子だったのである。やがてファンも廻り始めた。
どこの家庭にも、似たような小型電気器具は懐中電灯、卓上時計、足下灯、ラジオなどをはじめ、数え切れないぐらいあるが、そのほとんどは単3か単4バッテリーで動くようになっている。どれもいつかは動かなくなるので、常に予備のバッテリーを用意しておかねばならないのが一つの問題点であったが、他の方法で充電出来るのであれば、その方が便利ではなかろうか。
時代が変われば、電気の供給方法変わるのも当然であろう。皆がスマホを持つようになると、当然スマフォの充電もしなければならなくなる。それが当たり前になると、それと同じ方式で充電出来れば、そんな便利なことはない。電池を取り替える必要もない。
時代はどんどん変わっていく。こんなことはごく些細なことであるが、スマホやパソコン、そのアプリ、さらには最近のCHAT-GTPなどAIの進歩は激しい。資本主義の世の中では、色々新しい工夫をしては新しいものを作っていかねばならないようになっている。老人はどうしても置いてきぼりにされていくことになる。
ただ、それが必然であっても、あまり速く変化すると、老人などはついていけなくなってしまう。特に高齢化社会である。色々な人がいることも、少しは考えて欲しいものである。