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映画『ノー・アザー・ランド(故郷は他にない)』を見て

 この映画はイスラエルによるパレスチナ占領の実態を現地で撮影した記録である。いつも行く宝塚の映画館で上映していたので見に行った。イスラエル側からパレスチナ側へ入り込んだイスラエルのジャーナリストがパレスチナのカメラマンと知り合い、二人で話し合いながら、イスラエルによるパレスチナ占領の実態を撮影した映像である。

 昔からパレスチナ人が長年年住み着いている土地に、イスラエルが建国し、ここは自国だとパレスチナ人を追い出して、自分たちの国を作っていこうとするイスラエルと、自分たちが長年住み続けてきたそこでの生活を守りたいとする当然の権利の対立の実写である。

 ユダヤ人が約束の地へ帰りたいとする歴史は古く、聖書の時代まもで遡らなければならないが、土地を追われ、ヨーロッパなどの各地に散らばって暮らして来たユダヤ人たちの故郷への思いは分かるが、時代は移り変わり、ユダヤ人たちが出て行ってから何世紀にもわたって、そこにはアラブ系のパレスチナ人たちがもう長年住み着いて来たのである。

 そこに第一次世界大戦後に、ロスチャイルドなどの絡んだイギリスの政策により、強引にユダヤ人国家を作ろうとして来たところに根本的な矛盾が生じたのである。それを押すイギリスやアメリカ、その他のユダヤ財閥も絡み、第二次大戦後の混乱に乗じて、強引にパレスチナ人の住む所に、イスラエルという国家が作られ、武力で周辺を平らげ、国を作って来たのである。当然争いはその時から今までずっと続いて来ているのである。

 世界的な仲裁もあり、一時はイスラエルパレスチナの共存ということで落ち着きかけたこともあったが、争いは絶えず、最近はイスラエル軍によるパレスチナへの全面攻撃が続き、ナチスによるユダヤ人絶滅を目指したホロコーストと同じような、平和に暮らしているパレスチナ人たちに対する武力による徹底的な破壊や虐殺が続き、パレスチナ人を全て国境から追い出して、自分たちだけの国家を作ろうとしていることが明らかになっている。しかもアメリカがそれを止めるのではなく、大掛かりな武器を送るなどしてそれを援助しているのである。

 そういう世界の動きを知ってこの映画を見ると、まだガザ地区での大規模な破壊や虐殺の怒るまえのことであるにもかかわらず、現地での現実の争いがどんなものであるかよくわかる。映画の背景などから事実が進行している土地の実態や、争いに巻き込まれた住民たちの怒り、悩みや苦しみの実態が手にとる様に分かるとともに、この実態をどうにも助けられない自分の歯痒さ、不甲斐なさにイラつくことになる。

 戦後沖縄で、占領軍であるアメリカ軍が武力をかざして、理不尽な住民の立ち退きなどを強引に進めた過去の歴史なども思い出され、他人事ではない様な気分にさせられたのは私だけであろうか?一人でも多くの人に見て貰いたい映画である。




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