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トランプ大統領ICC(国際刑事裁判所)制裁へ

 2025年2月7日ドナルド・トランプ米国大統領は2025年2月6日、国際刑事裁判所ICC)とその職員、その業務を支援する人びとを対象に、資産凍結と入国禁止を認める大統領令に署名した。
 国際刑事裁判所ICC)はウクライナ戦争に関して2022年3月にプーチンらに逮捕状を出すとともに、昨年5月にはガザのパレスチナ人のジェノサイドについても、イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を出した。
 ICCは、ネタニヤフ首相とガラント氏がガザ地区でのイスラエルの軍事作戦中に、人道支援を制限し、民間人を標的にするという、戦争犯罪と人道に対する罪を犯したと信じる「合理的な根拠」があると述べている。

 ICCは本部がオランダのハーグにあり、ICJ(国際司法裁判所)とは異なり、ICJが国家間の法的紛争を扱うのに対して、ICCはあくまで「個人」の戦争犯罪などを扱うもので、国連から独立した組織であるが、世界で125ヶ国が締約しており、日本も2007年から締約国となっている。しかも、日本の最高検事局国際支部協力担当大臣の赤根智子氏が第3代目の判事になっている。 

 欧州連合加盟 27 か国はすべてが ICC に加盟しており、裁判所は、裁判所の構成員は、令状が出ている容疑者が土地に足を踏み入れた場合、拘束するよう義務付けられていると述べている。ただし実際には、裁判所にはこれを強制する手段がないが、EUのジョゼップ・ボレル外交政策責任者は加盟国は裁判所の決定を「尊重し、履行」すべきだと述べている。

 ところが米国はICCに加盟していないが、トランプ大統領はネタニヤフ首相と会談後、これを認めないどころか、ICCを制裁すべく文書に署名している。これに対して、ヨロッパ諸国は反対の声明を出しているが、日本はトップの判事を送り込んでいるにもかかわらず、沈黙を守ったままである。

 核拡散防止条約にさえ、唯一の核爆弾の被爆国であるにもかかわらず、アメリカに気を使って会議へのオブザーバー出席さえしていないのである。どこまでアメリカに追随して、日本の態度さえ発表できないのかつくづく残念に思わざるを得ない。やはり日本は独立国ではなく、アメリカに従属した植民地ないし、属国なのである。

 世界は大きく変わりつつある。日本が新しい世界に生き残り、発展していくためには、将来の日本の立ち位置も考えて、そのための手も打って行くべきではなかろうか。




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