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時流に乗り遅れる

 フジテレビがタレントの女性問題に関与していたことを隠してしていたことが社会的に問題となり、スポンサーの75社だかが広告を取りやめ、社長や会長までが辞任することになってしまった。

 新聞やテレビの報道以上に何も知らないが、推測するに、フジテレビは日枝久とか言うボスが長年にわたって院政を敷いてきており、背景にはその組織の体質に問題があるような気がする。何よりもテレビ会社でありながら時代の変化が認識出来ず、従来並みに処理して済ませようとしたことが大きな原因であろう。おそらく、似たようなことはこれまでもあったのであろうが、社内で握り潰してきたのであろう。

 そんな風習が続いていたところに今回の出来事が起こり、従来からの手法でやり過ごしてしまおうとしたところが、もう時代の変化がそれを許さなくなってしまっていたと言うのが今回の問題の本質なのではなかろうか。

 男女同権、女性の権利も発言力も強くなって、女性問題が社会的にも重要な論点になってきているのに、それに対する認識や対応があまりにも時代遅れになってしまっていたのであろう。

 時代はどんどん変わって行っているのである、それに乗り遅れると、従来は当たり前のように許されていたことも、追求され糾弾されることになるのである。社会が動いているのであるから、その中で活動する者も、それに合わせて行動を変えて行かなければ、社会とのギャップが大きくなった時に問題となり、非難され糾弾されることになるのは当然である。

 同様な例は過去にもいくらもあったことである。思い出すひとつとしては、病院と製薬業者との間の研究費や遊興費などをめぐる問題が社会の表に出て、新聞などでも叩かれたことである。

 昔は製薬会社と医師や研究者との馴れ合いが当たり前で、会社からの金で医者がチヤホヤされ、その見返りに薬を買わされるような不明瞭な取引が当たり前のように行われてきたが、時代の変化とともに社会の目も厳しくなり、そうした馴れ合いのもとに行われていた取引が問題となり、正規の手続きが要求されるようになってきたのは当然であった。

 時代の変化を認識せず、そう言った変化についていけず、乗り遅れた人たちが社会から糾弾を受けるようになったのであった。

 今回のフジテレビの問題も、会社をめぐる旧態依然の体質の上に、こういった時代の変化に対する会社の認識の遅れが背後にあるのではなかろうか。




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