日本はアメリカの言うなりに尻馬に乗って中国非難を繰り返し、アメリカに言われるままに軍事予算を総予算の2%まで増やすことにし、住民の反対を押し切って、沖縄や南西諸島を軍事化し、大陸までも届く攻撃用ロケットを備えつつある。アメリカは日本だけで無く、韓国、フイリピン、オーストラリアまで巻き込んだ対中国の包囲網を作ろうとしている。
ただ注意深く見ると、ASEAN諸国はこれらの同盟には冷静な目を向けているし、韓国でさえ、バイデンになってからの2+2会議でも、共同声明で中国については触れなかったような事実も記憶しておくべきであろう。
特に、大国になった中国は今や日本が敵対しても勝てる国ではないし、経済的にも両者の結びつきは日本の経済の動向を左右するものになっている。近隣国間では種々の小さなトラブルがあるのは当然であろうが、遠い親戚より近くの友人である。友好関係を深めて経済的な相互の依存関係を深めた方が、敵対するより遥かに得られるものが大きいであろう。
仮にもアメリカの尖兵となって戦うようなことはすべきではない。先の戦争で当時あれほど遅れていた中国でも、あれだけ日本が侵略しても勝てなかった国なのである。その中国は今や当時とは比べ物のならない大国になっているのである。
それにアメリカの尖兵として戦ったとしても、それこそ先の大戦におけるフィリッピンの二の舞になるだけである。アメリカは不利となればいつでも逃げ帰れるが、日本は一人取り残されることになるのである。先進基地は真っ先に攻められるが、アメリカは簡単に逃げていくこととなり、損害を受けるのは先進基地の日本ということになる。
近年のアメリカの退潮傾向はウクライナ戦争によく現れている、アメリカ軍は出さず、兵器だけ売って儲けようというのが本質である。それと同じことがアジアでも繰り返されかねないことも考えに入れておくべきであろう。
日本にとっては、日中関係は敵対するよりも、相互の経済的関係を強化し、友好関係を高める方が遥かに日本の利益につながるであろう。
中国の人口は減少傾向が始まったとはいえ、世界の20%であり、アメリカとヨーロッパ全部合わせても12〜3%に過ぎないことも知っておくと良いであろう。台湾が中国のものであることはアメリカも日本も認めていることであり、中国の国内問題である台湾をめぐる問題に日本は絶対に手を出すべきではない。
いかなる事態でも日本は絶対にアメリカにのせられてアジアで軍事行動を起こすべきではない。