いつ頃からだろうか。朝から晩まで一日中何かをしようと思えばいつでも「どっこらしょ」とか、「よっこいしょ」と唱えている。
先ずは、朝ベッドで目が覚めて起きあがろうとする時である。どこからともなく「どっこいしょ」と掛け声が出てきて上体を起こす。次いで、もう一度「どっこいしょ」と繰り返しながら、ゆっくりとベッドを抜け出して、立ち上がることになるのが毎朝の最初のルチーンになっている。
意識して「どっこいしょ」と掛け声を掛けているわけではなく、言う積りがなくても、無意識に掛け声が出てきて、それに引きずられて動作がついてくるのである。
それが始まりで、あとは椅子から立ち上がる時、階段を上がる時など、朝から晩まで一日中繰り返しているようである。
「よっこいしょ」が「よっこいせ」や「どっこらせ」「どっこらしょ」になったりすることもある。深いソファーから立ち上がる時など、「よっこらしょ」を二度繰り返さなければ立ち上がれない事が多い。
意識して掛け声を出しているわけではなく、休息状態から何か動作を始める時など、自然とこの言葉が口から出てきて、それに励まされて行動が始まるといった感じである。掛け声が脳を刺激して筋力を高めているかのようである。
この掛け声の由来については色々な説もあるようだが、どうも「六根清浄」から来ているようで、「六根清」が「どっこいしょ」になり「よっこいしょ」や「よっこらせ」になっていったと言うことらしい。「よいしょ」はどうだろう。
どうも日本では歳をとって体力が衰えてくると、体を励ますかのように、何かにつけて「どっこいしょ」と言うこの掛け声が広く使われているようだが、どうも日本の生活文化に結びついたもののようで、外国でも同じように使われているものではなさそうである。
英語にも「どっこらしょ」にあたる言葉はないようだが、強いて言えば ”Here we go!” ぐらいかとGoogleでには出ていた。
おそらく死ぬまで毎日「どっこいしょ」と唱え老体を鼓舞しながら生きていくことになるのであろう。