江東区のコミュニティバス「しおかぜ」の豊洲ルートは運行が継続される見通しとなった。一方、辰巳ルートは利用低迷が顕著で運行継続に含みを持たせた形。2026年3月10日の江東区議会・委員会資料で示された(2026/03/10)。

しおかぜ「豊洲ルート」は運行継続


・利用者の7割ほどが「豊洲ルートの継続」を要望
・しおかぜ利用率向上に一定の効果が確認された
→運行は継続する

・2023年度を基準とした場合の年間利用者数は2024年度が+2・1%、2025年度は+13・6%。大きく伸びている。
・2024年4月の豊洲ルートの実証運行開始以降、利用者が大幅に増えた
辰巳ルートは「あり方検討」と微妙な表現

・利用率が著しく低かった
・適した運行手法を検討、しおかぜのあり方を検討
・新たな交通システム導入の検討については後述
1便あたり利用者数(1週間)

1便あたり(1週間)の乗車人員
木場ルート 枝川3丁目〜木場2丁目 65〜69人
豊洲ルート 潮見駅前〜豊洲駅前 52人
辰巳ルート 潮見駅前〜潮見一丁目アパート前以外 10人以下
※1便あたり(1週間)と書いているが、カウント方法がよくわからない。
参考 「しおかぜ」の運行実績

・2024年度の利用者数は86000人台、収支率は44%(過去最高水準)。
運行ダイヤ
木場ルート 1日9便 潮見駅→木場エリア→潮見駅 25分
辰巳ルート 1日5便 潮見駅→辰巳エリア→潮見駅 15分
豊洲ルート 1日3便/潮見駅→豊洲エリア→潮見駅 25分
豊洲ルートの検証スケジュール
2023年12月 東京都交通局が関東運輸局にルート見直し申請
2024年 4月 豊洲ルート実証運行開始
2025年11月6日〜12月5日 アンケート実施
2026年3月 「コミュニティバスしおかぜの運行ルートについて」発表(本稿)
感想・まとめ

しおかぜ「豊洲ルート」の継続運行は明確となった一方、辰巳ルートの継続がはっきりと示されなかったことは抑えておきたい。
新たな交通システム
本記事中で触れた江東区の「新たな交通システム」導入に関する記事は2025年4月に書いた。報告書の中で、辰巳・潮見地区は江東区の「新たな交通システム」の導入が効果的な地区とされていた。
手法としては「しおかぜの増便」等による対応が示されていたが、本稿で書いたように利用が低迷しているんだよね。どうしたものだろう。辰巳ルートはどうなるんだろうね。