都営交通の経営状況をまとめた「東京都交通局2025経営レポート」が公表された。2024年度も都営地下鉄の回復基調は続いている。特に勝どき駅は1日の平均乗降客数は9万人の大台を回復した。一方、都営バスの経常収支は前年度比ほぼ横ばいとなり回復傾向は一旦落ち着いた形(2026/03/07)。

勝どき駅の1日平均乗降客数は前年度比12%増(2024年度)

・2023年度からの増加は12・5%で、9万人台を回復。1日10万人が視野に入ってきた。地下鉄全体の伸びの5・8%に比べて大きく回復しているが新型コロナ流行前の水準には届いていない。
2024年度の駅別一日平均乗降人員(前年度順位)
1位 馬喰横山(新宿線) 112233(1位)
2位 九段下(新宿線) 111197(2位)
3位 大手町(三田線) 109600(3位)
4位 新宿(新宿線) 97330(4位)
5位 日本橋(浅草線) 94679(5位)
6位 勝どき(大江戸線) 91189(8位)
7位 市ケ谷(新宿線) 90108(6位)
8位 新橋(浅草線) 85434(ーー)
参考 2024年度主要数値
乗車人員(4事業合計) :地下鉄、都営バス、都電、日暮里舎人ライナー
12・5億人(対前年度+0・6億人)
営業収益
2002億円(対前年度 +94億円)
経常損益
238億円(対前年度 +42億円)
事業別主要数値

・都営バスの経常損益は16億2000万円。前年度比ではほぼ横ばい。
参考 大江戸線の駅別乗降客数(2024年度)

・損益額は1億円の改善(2023年度はマイナス32億円)
・乗車人員は5万人/日の増加(2023年度は84万人/日)
・営業係数106は変わらず
感想・まとめ

全体としてみると2024年度もコロナからの回復基調は続いているが、コロナ前の水準には届いていない。勝どき駅の1日平均乗降客数は10万人に迫っている。朝のラッシュ時間帯は地上へのエスカレーターに長蛇の列ができていて、回復傾向は実感できる。
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最も心配な都営バス事業だが、経常黒字が前年度並みの16億円台を維持。2020年の95億円余りの赤字を考えると随分持ち直した。最近は運転士不足が顕在化しているように見えるため、こうした部分が数値に表れてくるかどうかに注目したい。