都営バスの一部路線を使った自動運転の実証実験が延期された。2026年3月1日にスタートする予定だったが、同種の自動運転システムを使ったバスが事故を起こしたことが理由。東京都などから具体的な事故の内容は公表されていないが、読売新聞オンラインに報道があったので確認しておく(2026/03/01)。
【更新3/7】東京都が2月28日付の発表を公表。
【更新3/9】実証実験の2025年度実施見送りを発表
- 今年度の実証実験は見送り(東京都交通局)=3月9日
- 参考 自動運転の実験は延期(東京都交通局)=2月28日
- 事故の概要(読売新聞オンライン、2月28日)
- 参考:新木場駅~海の森公園の自動運転バス運行
- 参考:都営バスによる実証実験の概要
- 感想・まとめ
- 参考リンク等
今年度の実証実験は見送り(東京都交通局)=3月9日

・同じ自動運転システムを使った別の実証の事故原因の究明が続いているため、今年度の実施は見送り
参考 自動運転の実験は延期(東京都交通局)=2月28日

・3月1日から13日に予定していた自動運転の実証実験は延期
・同じ自動運転システムを使った別の実証において事故が発生したため
・都営バスの実証運転の事故ではないことに注意
事故の概要(読売新聞オンライン、2月28日)
該当する自動運転の事故について、読売新聞オンラインに報道があったので、概要をまとめておく。
事故発生時刻 2026年2月27日16時20分ごろ
事故現場 東京都江東区新木場の区道
事故概要
片道3車線の右側車線を走行中、自動運転機能付きバスの右前輪が中央分離帯の縁石に接触。乗客2人と運転手にけがはなし
事故車両 ティアフォーのMinibus2.0(ミニバス2・0)
運行形態 新木場駅~海の森公園、1日10便
自動運転レベル2(必要に応じて運転手が手動運転)
その他 「自動運転だったか、手動運転だったかティアフォーから報告がなく不明」(東京都)
東京都が運行する自動運転機能付きバスが事故、あすからの都営バス自動運転の実証実験を延期 : 読売新聞
追記:東京都港湾局(2月28日)
発生日時 2026年2月27日16時20分ごろ
発生場所 江東区新木場一丁目
事故車両 ティアフォー社製Minibus 2.0
発生時の状況
海の森公園から新木場駅に向かうシャトルバス。新木場駅付近の区道上でバスの右前方車輪が中央分離帯円石に接触。乗客等に人的被害なし
被害状況
車両ホイールに若干の擦り傷
事項発生時乗客2人、運転手1人に人的被害はなし
事故原因
自動・手動のいずれの事故かを含め調査中
シャトルバス(自動運転機能レベル2搭載)の接触事故の発生|3月|都庁総合ホームページ
参考:新木場駅~海の森公園の自動運転バス運行

・東京都港湾局、日立自動車交通、ティアフォーの連携により2025年7月1日から実施
・日立自動車交通は自動運転技術と、ティアフォーの運行業務を支援
【プレスリリース 】自動運転バスが東京ベイエリアで毎日運行します(日立自動車交通、2025年6月22日)
参考:都営バスによる実証実験の概要

運行ルート 新木場〜日本科学未来館(急行05系統の一部区間、全長約13キロ)
運行期間 2026年3月1日〜3月13日(3日、10日は運休)
運行便数 1日4往復(1月25日時点でダイヤ未発表)
所要時間 約30分
使用車両 いすゞ自動車 ERGA(エルガ)
感想・まとめ
事故概要が東京都やティアフォーから即日発表されていないのが気になる。社会的な受け入れをテーマにするのであれば、積極的な情報の公表は不可欠だと思うのだが。
・・・
自動運転の現実は乗ってみないと分からない部分がある。幹線道路なら可能かもしれないが、狭い生活道路への導入はハードルが高いだろう。
トラブルの内容にもよるが、どのぐらい遅れることになるのだろうね。
【更新3/10】
原因究明に時間を要しているのを見ると、かなり深刻なエラーだったということだろうか。影響がどの程度の広がりを見せるのかに注目している。
参考リンク等
都営バスにおける自動運転の実証実験の延期について | 東京都交通局
都営バスの自動運転バスに乗ってみよう!(特設サイト)
※特設サイトにも実験延期の告知はなかった(3月1日10時現在)