久しぶりのテーマ。2024年度の東京圏における主要区間の混雑率について(発表は2025年7月)。主要31区間の混雑率の平均は2023年度の136%から139%まで回復した。注目の東西線(木場駅→門前仲町)は150%まで回復。混雑対策が必要とされている180%に届いた路線はゼロの状態が続いているが、日暮里・舎人ライナーは発表された中では1位の177%となり、最も180%に迫った(2026/02/03)。

2024年度の平均混雑率・輸送力・輸送人員
東京圏31の主要区間(※)の平均混雑率は2023年度の136%が2024年度の139%とやや上昇。伸びは鈍化したが、コロナ前の163%に少し近づいた。

※新型コロナ禍前(2019年)との比較で輸送力が漸減していること、輸送人員指数が昭和50年(1975年)水準相当であることなどに注意が必要。
過去5年の平均混雑率 東京圏 31区間
2020年度 107%
2021年度 108%(前年度比+1%)
2022年度 123%(+15%)
2023年度 136%(+13%)
2024年度 139%(+3%)
東京圏の主要区間の混雑率上位5路線 2024年度
①163% メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷 0750−0850
②161% JR中央快速線 中野→新宿 0735−0835
③156% JR京浜東北線 川口→赤羽 0720−0820
④154% JR東海道線 川崎→品川 0741−0841
⑤153% JR総武快速線 新小岩→錦糸町 0731−0831
※東西線は上位5位に入らず。
東京圏の主要区間の混雑率下位3路線 2024年度
① 91% JR中央緩行線 代々木→千駄ヶ谷 0745−0845
②118% 京急本線 戸部→横浜 0730−0830
③122% 東急東横線 祐天寺→中目黒 0750−0850
そのほか 2024年度
○ゆりかもめ 汐留→竹芝 0900−1000 96%
○東京モノレール 浜松町→天王洲 0730−0830 84%
○りんかい線 大井町→品川シー 0800−0900 117%
※主要区間:国土交通省において継続的に混雑率の統計を取っている区間
東京8号線区間 0750−0850の1時間
東西線 木場〜門前仲町 150%(2023年度 148%)
※輸送人員 60750人(2023年度 59940人)
※編成数 10・0両×27本(2023年度 10・0両×27本)
輸送力は 40500人で変わらず
日暮里・舎人ライナー 0730−0830の1時間
赤土小前→西日暮里 177%(2023年度 171%)
※輸送人員 8664人(2023年度 8187人)
※編成数 5両×19本(2023年度 変わらず)
輸送力は 4887人で変わらず
感想・まとめ
新型コロナ禍前は東西線の混雑率180%超過は問題になっていたが、このラインに届くかどうかは疑わしくなってきたと思う。編成数を減らして輸送人員がそのままだと混雑率は見かけ上、上昇するけどね。
ざっと見たところ、日暮里・舎人ライナーは混雑率がやや上がって177%となり、公表された中ではトップの混雑率だった。1時間19本のダイヤは上限に近いのだろう。
都営バスがこの沿線に並行した一部区間に路線バスを7時台に3便走らせる実証実験をしている。日暮里・舎人ライナーの時間輸送力は約4800人。1台40人。これでも多少混雑率の伸びは抑えられるのだろうか。
日暮里・舎人ライナーにおけるバスを活用した実証実験について|足立区
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その他、気付いたところでは東京モノレールが1%ポイント混雑率が低下していた。早朝の東京モノレールは大好きなんだけどね。