首都高都心環状線の築地川区間のうち、万年橋から亀島橋付近の区間を更新する事業について、2025年8月26日、首都高速(株)が都市計画事業認可を取得したと発表した。これにより築地川区間の一部に蓋がけをしてその上にアメニティ空間をつくるという「築地川アメニティ整備構想」の対象地域全域で実際に工事に入れる段階に入ったことになる。2035年度の完成を目指すとしている(2025/08/26)。

更新事業の概要 2035年度の完成を目指す

・築地川区間は建築後60年以上経過しており老朽化。長期的安全性確保のため、耐久性の高い擁壁に更新する。
・新京橋連結路や高速晴海線との接続を見据えて分流部と合流部に付加車線を設置する方向
・築地川区間のうち万年橋から三好橋区間では中央区と連携して掘削部に蓋がけを行い、高速道路の上部空間を活用したアメニティ空間を創出(築地川アメニティ整備構想、中央区)
・新京橋連結路とともに2035年度の完成を目指す
覆蓋化工事の事業認可取得

今回の事業認可取得は
築地川区間の大規模更新区間約1・5キロのうち、
付加車線が設置される方向性となった区間の一部(銀座出口付近から亀井橋まで、地図上では約230m)
覆蓋化工事について(歩行者通路の位置・構造は検討段階)
・万年橋、祝橋、亀井橋、三吉橋を歩行者通路で結び、各橋の周囲に覆蓋構造物を設置
・首都高速の上部空間を活用し、いこいと賑わいとなる緑による空間を創出する

築地川アメニティ整備構想の流れ
2019年 9月 築地川アメニティ整備構想発表(中央区)
川を埋めてつくった首都高都心環状線の「築地川区間」にフタをして、その上に「アメニティ空間」を作るという構想
2024年 6月 亀井橋〜新金橋区間で事業認可取得
2025年 8月26日 銀座出口付近〜亀井橋区間で事業認可取得=本エントリ
????? 事業実施
2035年度 供用開始
参考 都市計画法における事業認可について
都市計画:都市のあり方を計画すること
都市計画法:都市計画に必要な手続きを定めた法律
都市計画事業:都市計画法の規定による「事業認可」「事業承認」を受けて行われる都市施設整備に関する事業
「事業認可」を受けて発生する効果
建物等の制限 法65条
事業地内において,「土地の形質の変更」,「建築物の建築,その他工作物の設置」,
「移動の容易でない物件の設置もしくは堆積」など,事業の施行の障害となるおそれがある行為を行おうとする者は,都道府県知事等の許可を受けなければならない
土地建物等の先買い 法67条
公告の日の翌日から10日経過した後に事業地内の土地や建物の所有者が第三者に譲渡しようとした場合には,現所有者は事業施行者への届け出が必要となり,届け出があった場合,事業施行者はその土地や建物等を,第三者より先に買い取ることができる
土地収用法の適用 法70条
事業認可を受けることで収用権(公共事業のために土地や権利を強制的に取得する権利)が付与される。用地取得の初期の段階から,任意協議と並行して,随時,収用手続きに移行できる体制で事業を進めることができる
その他:補助金の申請受付など
感想・まとめ
都市計画事業認可の意味がいまいちよくわからなかったので、この際少し調べてみた。
築地川アメニティ構想の工事が全域で可能になったことになる。でも、これも10年計画か。長いねえ。