国内の花火大会の有料席について調べたレポートがあったので、メモしておく。夏の100余りの主要花火大会を対象にしらべたもので、有料席の導入は8割近くに達し、半数以上で2024年より2025年の価格を引き上げていた。2026年開催に向け準備が進む東京湾大華火祭にも影響しそう(2025/07/28)。

調査概要
調査対象 全国の主要な花火大会 2025年106大会
※観客動員10万人以上(2023年調査時点)
調査内容 花火大会の有料観覧席の価格動向分析
(帝国データバンクによる調査)
調査結果
有料観覧席のうち「個人席」「グループ席」を対象に調査
有料観覧席 106大会中83大会(2024年から3大会増)
5大会で新規導入、中止等により2大会減少
価格の変化
2024年に有料席があった78大会のうち、2025年は42大会で値上げ実施
平均価格 丸カッコ内は2024年
一般席平均(最安値) 5227円 (5135円) +92円
プレミアム席平均(最高値)36193円(33771円) +2422円
参考 最高額の有料席
2025松江水郷祭湖上花火大会(島根県松江市 8月2〜3日)
VIPテーブル席(定員四人) 12万円
有料席の価格設定で二極化、「地元なのに見ることができない」と不満も
・警備員人件費、花火費用など物価高騰による運営コストの増加による負担が重く、大会の維持を目的に有料開催になるケースが多く見られた。
・低価格帯は価格据え置きやわずかな値上げにとどめた一方、最も花火が見やすい席は価格を大幅に引き上げた大会が多く見られた。ボリュームゾーンは1席、1区画あたり3〜5万円台に集約しつつある
・高額観覧席は話題に富むが販売面で苦戦する面も散見された。廉価な一般席でも割高感がある席は売れ残りが生じた大会も。
・有料化拡大に伴い、開催地の住民から「地元なのに見ることができない」という不満の声が散見される。
感想・まとめ
レポートによると、2023年大会で最も高額な有料席は30万円だったのだそうだ。
価格の上昇傾向は実感と合っている。
それでも花火大会を見るなら落ち着いた環境で見たいね。
・・・
東京湾大華火祭はどのぐらいの価格設定になるのだろう。
また、地元なのに見ることができないという不満の解消は、開催意義に関わる課題だろう。
価格設定や想定される課題解消の方向性に注目したい。