首都高速道路が2040年の未来像を示した「首都高快適走行ビジョン2040」を公表した。首都高速は2040年にはネットワークが概成(ほぼ出来上がる)としているが、10号晴海線は未開通の想定となっていた(2025/01/25)。

- 道路整備の変遷
- 渋滞緩和・安全性向上対策
- ネットワークの拡充
- 既存技術・施策の拡充
- 料金施策等による需要調整
- 情報提供の多様化・高度化による次世代道路サービスの提供
- 2040年の交通状況
- 感想・まとめ
- 参考リンク等
道路整備の変遷

新規開通路線(直近)
晴海線 2018年 3月開通
横浜北線 2017年 3月開通(生麦JCT〜横浜港北)
山手トンネル 2015年 3月開通(全線開通)
渋滞緩和・安全性向上対策
羽田トンネル付近更新事業 実施中

上り方向を高架3車線化、トンネル内を下り専用とする
日本橋区間地下化事業/新京橋連結路事業 実施中

新京橋渋滞緩和に寄与
池尻・三軒茶屋で入り口付近更新/付加車線増設事業 実施中

池尻出口(上り線)と池尻入口(下り線)の入れ替えと付加車線の増設により、慢性的な渋滞や出入り口部の車両の錯綜を軽減
そのほか機能強化 2030年以降
・箱崎・両国JCT間
・西新宿JCT付近
・池尻・三軒茶屋で入り口付近
・大黒JCT合流部付近
ネットワークの拡充
・新規路線の検討 2030年以降
・再開発事業等の整備計画と連携した出入口新設と再配置の検討 2030年以降
既存技術・施策の拡充
・上り坂でのスピーカーや看板等による注意喚起 2025年以降
・本線合流部の渋滞対策の実施(動的な車線運用ほか) 実施中
・交通事故多発箇所への交通安全対策を実施 2025年以降
・入口流入制御(本線の渋滞箇所で交通量ピーク時間帯に流入制御を実施)の検討 2030年まで
料金施策等による需要調整
・ETC専用化の概成 2030年まで
・ロードプライシングの導入(混雑経路や混雑時間帯の料金を変動) 2030年以降
参考 東京オリンピック・パラリンピック期間の実績

・午前6時〜午後10時まで1000円上乗せ、午前0時〜午前4時まで5割引導入
・平日1日7万台の増加、最大125万台/日を想定した利用台数は、オリンピック期間に料金施策と交通規制により最大92万台に減少。
情報提供の多様化・高度化による次世代道路サービスの提供
情報提供を一元化した「首都高アプリ」開発 2030年まで、一部実施中
MaaSによる快適な移動の提供 実施中
所要時間や渋滞状況を手元に届ける広報実施(HP、SNS等)
双方向・対話式な情報提供の拡充
事故・災害対応に沿ったリアルタイムな道路交通情報の提供
ETC2・0やナビアプリと連携した注意喚起情報の提供(上り坂の速度低下など)
AI活用による渋滞予想カレンダーの高度化
そのほか
AIによるドライブ支援の研究 実施中
自動運転普及を見据えたインフラ走行支援により快適な移動をサポート 実施中
デジタルツインによる交通マネジメントの高度化 実施中
2040年の交通状況

赤:時速 0〜20キロ
橙:時速20〜40キロ
首都高は2040年に概成。以下の変化を想定
1 首都高の事業中路線等の整備により、中央環状線とその外側の渋滞がほぼ解消
3 池尻・三軒茶屋で入口付近・付加車線増設事業により、3号渋谷線の渋滞が緩和
10号晴海線は未開通を想定

感想・まとめ
首都高羽田線って高架作って上下線分離するのか。追っかけてなかったわ。2040年に概成するとした首都高速だが、10号晴海線は2040年以降に開通ということになりそう。それにしても気になる換気所。本当にトリトン前の広場につくるのつもりなのだろうか。