スナックと名が付く店のドアを開けるのは何十年ぶりだろう。
ここは片田舎に昔からあるスナック。時間は真昼間の午後2時。日差しが熱い。

昼だけどドアには営業中の札がかかっている。
ドキドキしながらドアを開ける。テレビがついていたが誰もいないカウンターに座る。

焼酎のボトルだろうか。夜はまさにスナックなのだろう。ただメニューもない。左手の奥が厨房か。人の気配がしたので「すみません~ラーメンひとつお願いします」と声を出す。実はSNSでこの店でラーメンが昼も食べられられるとの情報を得ていたのだ。
奥から「はーい」との声。
待つこと10分くらいだろうか。昔々はお姉さんだった店主がカウンターの上の台にラーメンと水とコショウを持ってきた。そして・私の顔を一瞥してまた奥に引っ込んだ。
手元のカウンターにラーメンを下ろす。

ん~。この店内といい、このビジュアルはザ!昭和を感じる。
自家製チャーシューも麺もスープも昭和の期待を裏切らなかった。
そして・・食べ終わり、奥に向かって二言目を発した。「ごちそうさまでした!!」
奥から二回目の登場となる昔々はお姉さんだった店主から出た言葉に驚く。
「400円です」・・・え~だ。
どうやら本当に昭和にタイムスリップしたのではないかとさえ思えた。
お支払いし「ごちそうさまでした」と、またドアを開けた。外は相変わらずのカンカン照りである。何事もなかったように令和に戻ったある日の昼食の出来事でした(^^;
細かなことが気になる親父 記