以下の内容はhttps://dokudenpa.hatenablog.jp/entry/FRLG_EGG_RNGより取得しました。


【ポケモンFRLG】孵化乱数 徹底解説 & 自動化

 

1.はじめに

この記事は Pokémon Past Generation Advent Calendar 2023 の319日目の記事です。

ポケモン3世代で対戦やフロンティア用の個体を用意するにあたって、孵化乱数は重要です。孵化乱数自体はEm、RS、FRLGのどのカセットでも可能ですが、ほとんどの人間がEmを主軸にしていると思います。

理由としては、BVSeed保存により待機時間を大幅に減らせる、メソズレ破壊SeedでMethodズレに悩まされない、個体検索が簡単、かわらずのいし & ほのおのからだが使える、孵化ロードがある、エントリーコールで乱数の成否を調べることができる…など色々あります。

概要は後述しますが、そんな中でわざわざ難しいRSとFRLGの孵化乱数をする人間はかなりの変態です。一応、出身がカントーになるなど、Em孵化では出来ないことも実現できますが、ほとんどの人間には需要がないものばかりで、やはり変態向けの乱数だと思います。正直、私は変態ではないので、FRLG孵化乱数を行うつもりは微塵もありませんでした。

 

しかし、オフ会でカントー出身リボンコンプ菱色勇敢5VC0エルレイドが欲しいという方がいたり、お知り合いの神がカントー出身色サーナイトを所望する変態だったということもあり、仕方ないので、自動化プログラムを組んでみました。ラルトス系統の愛好家は変態しかいないのか… (偏見)

 

自動化を使うことで、FRLG孵化乱数の大きな負担となる「2回連続1F合わせ」、「孵化に時間がかかる」、「性格値の特定が難しい」という問題が解消できたため、かなり目標個体を狙いやすくなったと思います。絶望しないためにも、自動化を使うことを強く勧めますが、本記事では手動での手順も併せて紹介しています。

 

 

2.FRLG孵化乱数の概要

FRLG孵化乱数の仕組み

FRLGの孵化乱数は「タマゴ生成時」に性格値の下4ケタが、「タマゴ受け取り時」に性格値の上4ケタと個体値が決定されます。例えば、性格値が「2C5A1573」の個体だと、「タマゴ生成時」に「1573」が決定され、「タマゴ受け取り時」に「2C5A」と個体値が決定されます。

「タマゴ生成時」のオフセット(フレームのズレ)については、性別および特性で確認を行います。性別は性格値の下2ケタがそのまま性別値となり、特性は性格値下1ケタの偶奇から確認できるためです。「タマゴ受け取り時」のオフセットについては、Emと同じように個体値から確認が可能です。

タマゴ生成時は個体を特定する要素が「性別」と「特性」しかないので、オフセットの特定が難しく、FRLG孵化乱数が難しいと言われる由縁の1つなっています。後は単純に1F合わせが2回必要、孵化に時間がかかる、両親に求められる個体値のハードルが高いなどの理由が挙げられます。

 

FRLGで孵化乱数をするメリット

Em孵化で存在しない性格値を狙える

FRLG & RSの孵化はEmに存在しないHIDを狙うことができ、更にそれぞれ別のタイミングで決定されるため、性格値に融通が利きやすいです。特定の性格値に興奮を覚える変態や、パッチール愛好家にメリットがあります。(参考:夜綱さんの128日目の記事

 

カントー産のポケモンを孵化できる

3世代ではタマゴ生成時に出身が決まりますので、カントー産に拘りがある変態にオススメです。ピカブイでもカントー産の個体は入手できますが、画像のようにカントー産でも出身マークのない個体はFRLG限定となります。ついでに7世代の「アローラフォトクラブ」で「セキエイこうげん」の背景を使えるという特権もあります。だからどうした。

 

トサキントにメガホーンを遺伝できる

RSEではトサキントのレベルわざに「メガホーン」がなく、FRLGのみLv57で習得できます。そのため、Lv50以下の対戦ルールで糞雑魚金魚を使いたいという変態は、FRLG孵化を利用して遺伝させる必要があります。

 

 

3.PokeFinderのつかいかた

ツールのダウンロード

個体の検索には「PokeFinder」という海外のツールを使います。以下のURLより、ダウンロードが可能です。使用するバージョンは最新版である4.2.1で良いですが、旧バージョンである2.5.4を使用することもあります。(理由は後述します。)

 

PokeFinderの事前準備

ツールをダウンロードしたら、zipファイルを解凍し、「PokeFinder.exe」を起動します。初期設定では英語になっていますので、「Tools」タブを開き、「Language」を「Japanese」に変更します。その後、「Gen 3」タブから「Egg」を選択します。

すると3世代孵化乱数用の画面に変わりますので、「RS / FRLG」タブに移動して下さい。色違いを狙う場合は、「Profile」からID設定を追加する必要があります。具体的には「Manager」→「New」を選択し、SID等の諸情報を入力して、「Okay」で設定を追加します。すると、Profileが追加した設定もに変わり、以後プルダウンから設定を選択できるようになります。

 

孵化乱数タブの機能

以下、孵化乱数タブの機能を解説します。RNG Infoが検索範囲、Settingsが両親、Filtersが孵化させるポケモンの検索フィルターとなります。

 

RNG Info

・Seed(Held / Pickup)
 初期Seedです。爺前固定がHeld、タマゴ受取がPickupとなります。

・Held Advances
 爺前固定の検索範囲です。画像の設定だと500~100000Fの間を検索します。

・Pickup Advances
 タマゴ受け取りの検索範囲です。画像の設定だと、1100~10000Fの間を検索します。

・Delay(Held / Pickup)
 出力Fのオフセットです。特に設定する必要はありませんが、手動で乱数でタイマーと合わせたい場合は使ってもいいです。

・Method
 出力個体のMethodです。Normal、Split、Alternate、Mixedの4つあり、それぞれ日本語のMethod1~4にあたります。野生とは違い、処理が重くなるほど、Methodが大きくなるようです。

・Compatiblity
 育て屋に預けたポケモンの相性です。「それほど良くない」が「The two don’t seem to like each other」、「まずまず」が「The two seem to get along」、「とってもよい」が「The two seem to get along very well」にあたります。

・Generate
 クリックすると、個体の検索を開始します。

 

Settings

・ParentA、ParentB
 両親の個体値です。

・Gender
 ParentA、ParentBの性別です。

・Egg Specie
 孵化させるポケモンを設定できます。実数値や特性の出力に影響します。

・Show Inheritance
 チェックすると、個体値の遺伝親を出力します。

 

Filters

・HP、Atk、Def、SpA、SpD、Sp
 孵化させるポケモンの個体値です。左のボックスに個体値の下限、右のボックスには上限を入力しますが、OSによっては入力した値が確認できないようです。(見えないだけで、入力はできます。)

・Ability
 孵化させるポケモンの特性です。日本で言うところの特性1、特性2がそれぞれ0、1にあたります。

・Gender
 孵化させるポケモンの性別です。

・Hidden Power
 孵化させるポケモンのめざパのタイプです。威力までは設定できないようです。

・Shiny
 色違いの設定です。星型が「Star」、ひし形が「Square」です。

・Gender
 孵化させるポケモンの性格です。複数選択することもできます。

・Show Stats
 チェックすると、出力するポケモンの実数値を表示します。「Egg Specie」と一緒に設定する必要があります。

 

機能としてはこんな感じです。PokeFinder 4.2.1は検索が旧バージョンより遅く、Split(Method2)の計算結果が実機と合いません。そのため、場合によってはバージョン2.5.4を使用するの勧めます。PokeFinder 2.5.4はSplit(Method2)の結果が合い、検索も速いです。ただし、「Mixed(Method4)が出力できない」、「Split(Method2)の出力フレームが検索範囲を変えるとブレる」、「Show Inheritanceの結果が正常に出力されない」、「検索結果を実数値表示できない」などデメリットも多いです。

PC環境の差や、私がPokeFinderを使いこなせていない可能性もありますので、鵜呑みにはしないでほしいですが、普段から3genSearchを使っている人間からすると、使いにくさを感じると思います。

 

 

4.個体の検索

個体検索の流れ

PokeFinderの使い方を説明したところで、個体検索の流れを説明します。まず、RNG Infoの設定ですが、Seedは1つずつしか入力できないので、「◇臆病5VA0 特性1 ♀など、ピンポイントの個体を狙う場合ははかなり検索に時間がかかります。

個体の条件が厳しい場合は、両親の相性を「The two seem to get along very well」で検索した方が良いです。ただし、タマゴが出来やすくなるので、性格値の特定が難しくなるというデメリットや、メタモンが使えないというデメリットがありますので、出力する個体と相談しながら決めましょう。

初期Seedになる「Seed(Held / Pickup)」はとりあえず、OP待機時間が短いものを適当に入力しておきます。「Held Advances」は500~20000F程度、「Pickup Advances」は下限を1100Fで、上限は許容できるフレームを設定して下さい。

Methodは基本は「Normal」でいいですが、処理が重くなるとMethodがズレるので注意が必要です。実際、フル遺伝のラルトスを孵化させた際は「Mixed」が一番多かったです。事前に調査するのが間違いないと思います。

次にSettingsとなります。遺伝する個体値に両親の性別は関係してきますが、Emと違って育て屋に預ける順番は関係ありません。目標個体のハードルが高い場合は、子の個体値と両親の個体値を同じものにすると良いですが、両親の用意が大変なので、やはり目的の個体と要相談です。

Filtersは自然体で入力して良いですが、私の環境では入力した個体値が確認できませんでしたので、出力に問題ないかテストしておくと安心できます。

設定を入力が終わったら、Seed(Pickup)」を変えながら、検索を繰り返します。なかなか希望の個体が出ないと思いますが、我慢強く検索を頑張りましょう。結果が出たら、爺前固定に進みます。

 

初期Seed(Held)の待機時間を時短させる

結果が出た後にSeed(Pickup)」と「Pickup Advances」を固定し、「Seed(Held)」を変えながら再検索することで、「Seed(Held)」を待機時間が短いものに変えることができます。個体値は「Seed(Pickup)」とフレームで決まっているため、他のSeed(Held)」を使ったとしても、性格値の下4ケタが一致すれば、同じ個体が出ます。性格値が合うのは1/65536なので、簡単に結果が出ると思います。



5.爺前固定(Held)

乱数調整の流れ

爺前固定(タマゴ生成)の判定は育て屋にポケモンを預けてから、255歩目に行われます。乱数する準備は以下のような流れとなります。

① 4のしまの育て屋に両親を預けて、一歩も動かずにゴールドスプレーを使う。

② タマムシの景品交換所に移動する。

③ ゴールドスプレーが切れるまで歩き、ゴールドスプレーが切れたら、4歩目で受付の1歩手前になるように歩数を調整する。

④ 目標個体の、ケーシィを交換して、初期seedが合ってるかを確認する。間違ってたら再度やり直し。

⑤ 目標の初期Seed(Held)で、既定のフレームまで待機し、既定のフレームと同時に1歩前に歩く。ここで、タマゴ生成判定が行われる。
※ 手動の場合はフレームのオフセットを求める必要があります。

⑥ ケーシィ受け取り、3genSearchにステータスを入力して、初期Seedが合っているか確認する。

⑦ 一度レポートを書き、性格値がズレてないか特性と性別を確認する。正しい場合はタマゴ受け取りに移行、フレームが合わなかった場合は①からやり直し。

 

手動の場合

手動でやる場合は「タイマーで設定したフレーム」と「PokeFinderに出力されたフレーム」のオフセットを特定する必要があり、オフセットは孵化したパッチールの模様から性格値を特定することで求めます。

具体的にはSpinda Painterに孵化したパッチールの模様を合わせることで性格値を特定します。性格値下4ケタの特定は耳の模様を見るだけでOKです。

例えば、タイマーが889Fに設定した結果、実際に孵化したパッチールがPokeFinderで790Fに出現する性格値だった場合、オフセットは889F - 790F = 99Fになることが分かります。このオフセットをタイマーに加算すれば目的の性格値が引けるということです。このように一度、オフセットを特定してから、特性と性別で判断する必要があります。

 

自動化の場合

自動化であれば、爺前固定はかなり楽になります。私の作成したプログラムはオフセットを考慮しており、自動化であれば前後1F程度しかズレませんので、パッチールを使う必要がありません。不安ならフレームを1Fずつずらして、PokeFinderの出力と合うか確認しても良いです。(両親の相性が良い場合はタマゴが生成されるフレームも多く、特定がやや難しいため。)

更にフレーム合わせだけではなく、ケーシィ受け取りからステータスをスクショし、4の島までに移動し、爺前確認までも自動で行います。プログラムは以下のGoogleドライブよりダウンロードできます。

 

※ NX Macro Controller用です。GC(GBA)自動化の導入はこちらの記事を参考にしましょう。自動化する場合の準備は以下の通りとなります。

 

ゲームでの準備

自動化を使用する場合は、ゲーム側においては以下の準備をして下さい。

・ ゲームボーイプレイヤーの画面設定を「フル」にする。
・ 設定で「はなしの はやさ」を「はやい」にする。
・ 手持ちに1匹目の一番上の秘伝技を「そらをとぶ」にする。
・ ゲームボーイプレイヤーの画面設定を「フル」にする。
・ 設定で「はなしの はやさ」を「はやい」にする。
・ FRならコインを180枚、LGなら120枚以上用意する。
・ 両親を育て屋に預けてから、254歩目で景品交換所の受付一歩前でレポートを書く。

 

NX Macro Controllerでの設定

・「Var EggRNG」を「"爺前固定"」にする。
・「Var Frame1」に初期Seed決定フレームを入力する。(初期Seedリスト
・「Var Frame2」にタマゴ生成フレームを入力する。

一度レポートを書いて、タマゴを孵化させ、性別と特性から性格値がズレてないか確認しましょう。

 

 

 

6.タマゴ受け取り(Pick Up)

乱数調整の流れ

タマゴ受け取りは目標の初期Seed(Pick Up)、既定のフレームで育て屋爺からタマゴを受け取るだけです。自動化でも手動でもやることは変わりません。

決定タイミングは「だいじに そだてなさいよ!」のメッセージウィンドウでAを押下した直後となります。

孵化したポケモンの性格とステータスから、ズレを特定します。注意点としてはMethodがズレて、目標の個体値を引けない場合や、そもそもPokeFinderの出力と合わない場合があるということです。前述のとおり、PokeFinder 4.2.1は、Split(Method2)の計算結果が実機と合いません。また、どのバージョンでも出力と実機での個体値が合わない場合もありました。

なお、タマゴを受け取る前に自転車を乗り降りしたり、図鑑を開閉することで、Methodが変わることがあるようです。若干オカルトですが、私が色理想ラルトスを乱数した際は、このコマンドでメソズレを意図的に起こしました。

 

自動化の場合

なお、自動化を使用した場合はタマゴ孵化から、色判定によるループまで自動でやってくれます。

自動化する場合の準備を記載します。プログラムは爺前固定のものと同じものを使用します。

 

ゲームでの準備

自動化を使用する場合は、ゲーム側においては以下の準備をして下さい。

・ ゲームボーイプレイヤーの画面設定を「フル」にする。
・ 設定で「はなしの はやさ」を「はやい」にする。
・ 手持ちに1匹目の一番上の秘伝技を「そらをとぶ」にする。
・ ゲームボーイプレイヤーの画面設定を「フル」にする。
・ 設定で「はなしの はやさ」を「はやい」にする。
・ FRならコインを180枚、LGなら120枚以上用意する。
・  育て屋じいさんの前でレポート書いておく。

 

NX Macro Controllerでの設定

・「Var EggRNG」を「"タマゴ受取"」にする。
・「Var Frame1」に初期Seed決定フレームを入力する。(初期Seedリスト
・「Var Frame2」にタマゴ受取フレームを入力する。
・タマゴ受け取り前に「自転車乗降&図鑑開閉」を行う場合は「Var Methodraak」を「"あり"」にする。
・色違いを孵化するまでループさせる場合は「Var Shiny」を「"あり"」にする。

Methodが合えば成功です。お疲れ様でした。

 

 

7.おわりに

需要は変態にしかないですが、頑張って解説しました。自動化で相当楽になるとはいえ、個体検索やMethodズレ、PokeFinderの仕様には頭を悩ませると思います。3世代乱数の中でも難しい部類なので、困ったら遠慮せずに相談して下さい。私も一緒に困ってあげます。

RSEとFRLGの自動化はだいぶ作り尽くした感があるので、次はCoとXDの自動化プログラムを作っていきたいです。




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