http://www.nyasoku.com/archives/50427751.htmlあたりのコメントや言及を見ていてちょっと気になったので書いておく。
Macが爆発した→Macは危ない、的論調が多いようだ。確かにショッキングな映像ではあるし、iBookは前モデルでバッテリーのリコールを行なった事実があるので余計に不安に感じるのだろう。
しかし実のところ、これは偶々Macに装備されたバッテリが爆発したに過ぎず、誤解を恐れずに言えばすべてのバッテリーは爆発の危険を秘めているのである。
電池というのは内部の化学反応で電子を取り出す仕組みになっている。充電電池の場合は通電により反応終了した物質を還元し再び放電可能にする。言ってみれば、満充電状態のバッテリーというのは化学的に不安定な状態におかれていることになる。
昨今の携帯機器に使われるバッテリーはサイズの割に取り出せる電力が大きい。つまり、それだけ内部に高いエネルギーを秘めているわけだ。
腐蝕や過負荷などでバッテリーのどこかに破損が生じ液漏れや短絡が発生すると、それが一気に反応し急激な発熱と膨張、そして発火・爆発に至ることがある。
実際、iBookの他にもNokiaの携帯電話などで爆発に拠る負傷事故が発生している。
とりわけ携帯機器で一般的に使われるリチウムイオン系バッテリーは比較的扱いが難しいらしく、爆発の危険性を抑えるために色々と保護手段を講じる必要があるようだ(このあたりはリチウムイオン二次電池 - Wikipediaに詳しい)。
Macが、ではない。あなたの手元のノートパソコンだって、爆発しないとは限らないのだ。
その可能性が極めて小さいにせよ。→様々なバッテリの爆発事故の例、リチウムポリマーバッテリーの爆発映像
あまり関係ないが、リチウムイオンバッテリー考はバッテリーの寿命を延ばすための知識として一読を薦める。
PanasonicのノートPCには長寿命モードが存在し、やや駆動時間を損なう代わりに満充電も過放電も行なわないようにすることで、長期使用時の劣化を防ぐ仕組みになっているらしい。それは羨ましいことだ。