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漱石の孫

本を読むことが好きな割には、文豪・夏目漱石の本は「こころ」「それから」しか読んだことがないので、趣味に「読書」を挙げるのは止めています。文学史的な断片知識はあるものの、取り立てて興味がなかった夏目漱石に対してちょっとだけ知識欲が湧いたのは、財団法人騒動からでした。

夏目房之介氏についても名前は知っているもののブログは読んでおらず、はてなブックマーク経由で初めてブログの存在を知りました。それ以来ちまちまと夏目漱石関連のWikipediaの項目を読んだり、Webで関連ありそうなサイトを見たりして、学生の頃よりも漱石について詳しくなった気がします。騒動からもうだいぶ日が経ったのにこの本のタイトルに目をとめたのは偶然が積み重なりまくった結果でした。

タイトルと裏表紙の解説を読んで勝手に「孫である房之介さんが(生まれる前に死去していたとはいえ)祖父・漱石について語る本」と思ってしまったのですが、通して読んでみて、確かに語ってはいるけれど文学史西洋史、文化評論についても織り込まれている、非常に楽しめる読み物だと感じました。エッセイよりもかなり踏み込んだ内容で、ついでに世界におけるマンガについても知識が得られるという一石五鳥くらいの本でした。文学部に在籍していたくせに文学や歴史にはとんと疎かったのが、今になって面白がれるようになったというのもなんだか不思議です。

ということを書いた割に、一番好きだったくだりは、

 今はない東京・池上の広い地所の家に、何匹いるんだかわからない猫とともに住み、どしんとした存在感の人だった。猫については、格別好きというわけでなく、猫の小説で食べられるようになったので粗末にしない、という縁起かつぎのようなものだったらしい。

と祖母・鏡子夫人に関する回想をしていた部分でした。

次はこれかな。




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