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日航機墜落事件の時に高校の先輩たちが自衛隊員をバカにしていた

日航機事故35年、安全意識継承に課題 ミス発見模索続く - 日本経済新聞

 

既に1週間前のことになるが、8月12日は御巣鷹山に日航機が墜落してから40年目になる日だった。この事故が起こった時は僕は高校2年生だったが、当時は仙台市内の公立男子校の2年生で夏休み中だった。でも、夏休み明けに高校の文化祭があったから、生物部員だった僕は夏休み中も文化祭の展示の準備のために学校の生物室に行っていた。

 

当然、日航機墜落事件には非常にショックを受けたが、当時は戦後40年特集のドキュメント番組、報道もテレビでやっていて、新聞にも戦後40年の記事が書いてあったから、軍事マニアだった僕はそちらの方に強い興味があった。特に当時はまだソ連があって東西冷戦が続いていたから、ソ連軍の脅威にどう備えるかなどをニュース番組でやっていた。

 

それで、午後7時過ぎまで生物室で文化祭の展示の準備をしていたが、生物部の3年生の先輩たちが、こんなことを言っていた。

「墜落した日航機の救出作業をやっているのは自衛隊だけど、自衛隊員たちも遺体が散乱する地獄の現場を見て戦場もこんなふうになるんだとわかって、武器を置いて自衛隊を辞めるんじゃないかな?それで、武器を持つ自衛隊員がいなくなって、日本は本当に平和な国になれるんじゃないだろうか?」

「そうだな。憲法第九条で日本は戦力の保持を禁止されているのに、武器を持った自衛隊があるから日本は平和でないから、自衛隊員がみんな自衛隊を辞めて自衛隊がなくなれば日本は本当に平和な国になれるだろう」。

 

僕は軍事マニアなので、戦後、日本が平和を維持できたのは日本が自衛隊を持っていて、さらに米軍が駐留しているお陰だと理解していたから、こういう原理的平和主義を信じる先輩たちの話を聞いて我が耳を疑ったのだった。

「先輩たちは何を言っているんだ?自衛隊がなくなって日本が完全な非武装になったら、ソ連軍と中国軍が日本本土に入ってくるだけだろ?そして、日本は共産主義国に変えられてしまう。そんなこともわからないのか?」

と呆れたのだった。

 

その後、僕が20代後半になった時にドイツの軍事博物館、ヒトラーの山荘跡などを旅行した後に、父の従兄で自衛隊の陸将補にまで出世をして、習志野空挺団の隊長を務めたことがある人がいたから、その人に電話をしてドイツ旅行について話をしたことがあった。その時に上に書いたようなことを高校の部活の先輩たちがしていたと言ったらおじさんは笑って、

「日航機墜落事故の時は習志野空挺団が真っ先に墜落現場に行って、生存者の捜索と遺体の収容作業を行ったが、隊員全員は忠実に任務を行ってたくさんの遺体を収容したが、遺体を見たぐらいで辞めるような隊員は誰もいなかった。国と国民のために任務を行うプロばかりだよ」

と言っていた。

「でも、僕の高校は進学校だから、そんなことを言っていた先輩の多くは有名大学、特に仙台の進学校だから東北大学に進んだ人が多いんですよ」

と僕が言うと、

「そんな若者が大学を卒業して企業に入っているから、日本では大企業が倒産したりしているだろ?」

とおじさんは失笑して言っていた。当時はバブル経済が弾けた後の日本経済氷河期に入っていて、山一証券、北海道拓銀の倒産など大手企業の倒産が相次いでいたから、おじさんはそういうことを言ったのだった。とにかく、御巣鷹山の墜落現場の惨状を見たくらいで多少はPTSDで苦しむ自衛隊員はいても、辞職までする隊員はいないと元自衛隊幹部のおじさんは断言していた。

 

まあ、昭和時代から平成初期というまだ社会党(今の社民党)が国会に議席を100以上持っていて「自衛隊は違憲だ」などと主張していた頃は、ここに書いた僕の高校の先輩たちのように原理的平和主義を信じる日本人が多い変な国だった。それが2002年9月に小泉首相が北朝鮮に行って北朝鮮工作員による日本人拉致を認めさせた時に、日本国内には北朝鮮、中国、ロシアなどの工作員とスパイがたくさん活動していたことを日本国民は実感して恐怖に陥り、自衛隊と米軍が日本の防衛には必要なことがわかった。その後は自衛隊は必要ないと主張する日本人は激減して、自衛隊の活動を理解する日本人が増えた。ごく当たり前のことなのだが良いことだ。

 

恐らく、昭和時代に自衛隊は必要ないと間違った考えをしていた高校の先輩たちも、今は自衛隊が必要だと考えを改めているだろう。

 




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