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出遅れおじさんです。
昨日、思わせぶりに予告した米英関税交渉の大枠合意の詳報(そんなに詳しくはありませんが)です。

上記のロイター報道によれば、米側から見た輸入関税は
基本税率 10%維持
自動車 元々の2.5%+追加関税25% →10%(10万台まで)
鉄鋼 25%(非課税枠あり) →0%
逆に英国側からは、関税率5.1% →1.8% に引き下げ
おもに牛肉などの農産物の一部市場を開放、100億ドルの航空機購入
等々、双方「良い合意」と行っているようですが、かなりの部分米国に押し切られていますよね。
そもそも、4月初めの相互関税発表時に、英国は(例の貿易赤字率の半分に相当と言われた雑な設定)上乗せ分が無く、10%のままでした。
英政府は事前の交渉の成果・・・なんて自慢げに発表していましたが、対英貿易では米国は黒字だからです。
JETROの資料に寄れば(2023年)
対米輸出 577億GBP (≒11兆円 〃 )
大した金額ではありませんが、「お得意様」にも10%の関税を課すンカイ!!
ちなみに我が国の対米貿易額(2024年)は
対米輸入 12.6兆円
対米輸出 21.6兆円
対米輸入規模は日英とも差はありませんが、対米輸出規模は「倍半分」のレベル差です。
同じ土俵で戦うにはいささか・・・
併せて自動車の低関税枠(それでも10%)の設定が10万台となっており、上記のロイターの記事ではほぼ英国の対米全輸出数量に相当と書かれていますが、別のJETROのレポートでは2023年の対米輸出は全輸出71万台の10.3%で7万台強水準です。
それに比べ同年の日本からの対米輸出は148万台ですので、約20倍強です。
おなじ土俵で・・・同じ事を二度も書いてしまいました。
英国内でも今回の合意はほぼ一方的に押し切られており、不評のようです。
トランプ大統領は英国との合意が他国との交渉のひな型になることは無いとのことで、対米赤字の英国ですらこういう状況ですので、凡そ交渉能力のみじんも見られない我が国政府の・・・(以下、書くと脱力してしまいそうなので省略)
有り難うございました。