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出遅れおじさんです。
【おことわり】
「モーサテ日記」は以前モーサテのキャスターをされていた佐々木明子さんの日経マネー誌の連載タイトルです。佐々木明子さんがWBSに異動されて連載タイトルが変わりましたので勝手にパクっています。
本日(8月16日)のモーサテ「プロの眼」のゲストはAISキャピタルの肖敏捷氏で、テーマは「目標を失った中国経済」でした。
肖氏はずっと以前は、多少の数字の誇張を含めて中国経済の快調さについて「ブイブイ言わせていた」という印象が強かったのですが、過去の記事
で、ご紹介しましたように、コロナショック以降の中国経済の低迷ぶりに、意気消沈したかと思えば、
で、ご紹介しましたように経済政策に於いて権限委譲が進まず、どんどん内向きになっていると、中国共産党を批判、思わず身の安全を心配したところでした。
本日のテーマからして、直近の習近平政権の経済政策の批判色の強いものでした。
昨今の経済低迷を最も端的に表す指標として,肖氏は雇用に関するPMIを上げました。2023年年初の一瞬を除いて、製造業、非製造業とも50以下で、なおかつじり貧状況にあります。

肖氏によれば、これまで中国では明確な(特に重要なのは国内だけでは無く、海外の投資家・企業に訴える)経済目標が設定されてきました。

2001年のWTO加盟によって、中国は2010年頃以降輸出国として、世界一の地位を確立してきました。
そういう明確な目標が失われたと肖氏は嘆いていました。
先月開催された「三中全会(中国共産党第○期中央委員会第三回全体会議)」のコミュニケでも「中国式現代化」という習近平主席のイデオロギー強化が全面に出てきており、本来中国の経済的発展を支えた「政経分離」とはほど遠い方向性となった、と批判しました。
それに加えて、プロの眼の後の「日経朝特急」のコーナーで、米国の有力ベンチャーキャピタルの(VC)アンドリーセンホロウィッツがアジア初の拠点を日本に設けるというニュースに関連し、コメントを求められた肖氏は、
「自分も小さいながらVCをやっているので『脱中国』は肌で感じている」
とコメントしました。
併せて、中長期的な視点に立つと、政策リスクが全く見通せない・・・なんと、教育費の高騰が脱少子化の妨げになっていると、紙切れ一枚で学習塾業界全体をつぶした事例を挙げて、とても投資をしようという意欲は湧かないと言う趣旨の発言をされました。
「肖さん! そんなこと言って大丈夫?」
有り難うございました。