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出遅れおじさんです。
米国時間8月29日米労働省が7月の雇用動態調査(JOLTS)を公表しました。
公表前は、「追加利上げ?」との懸念から為替相場も147円/$までジリジリと円安が進みました。
求人件数は対前月最終改訂値に対して33.8万件減少の、882.7万件となり、2021年3月期以来の低水準となりました。
これが久々の「Bad news is good news」と受け止められ、「もう一回の利上げは遠のいた」との思惑で29日(米国時間)の米国市場は各指標とも続伸しました。
あわせて、急速に円高が進行、一気に147円台前半から145円台半ば(最終的には146円台前半に収束)となりました。

この状態なら、むしろ前日(日本時間28日)より円高方向なのですが、一瞬でも147円を超えたせいか、日本経済新聞の「変なスイッチ」が入ってしまったようで、またまた長期の円ドルトレンドを持ち出して、「円の実力が低下・・・」という記事が本日(8月30日)の一面トップを飾りました。

「またか!」
というしかありませんが、いつものトーンで円の実力が53年ぶりの低水準。1995年に対して円の実力は6割低下、と再び「悪い円安論」を喧伝し始めました。
過去の記事
でも、申し上げましたが、同じことを言われれば同じことを反論せざるを得ません。
このグラフを見て、「円の実力が高い」と言われる最初のピークは、1979年、第二次オイルショックの最中でした。
次のピークは1985年のプラザ合意です。
急激な人為的円高で、我が国の製造業は塗炭の苦しみを味わいました。
三つ目のピークは1995年のバブル崩壊時です。
四つ目のピークは2000年直後くらいですが、所謂失われた20年が始まった頃です。
最後のピークは2009年のリーマンショックです。
「円の実力が高い」と言われたこれらの時期、皆さんは幸せでしたか?
この記事が出ると何度でも言います。
円の実力が高いことは国民の幸せにつながるのですか?
日本経済新聞さんは、何を追い求めているのですか?
有り難うございました。