2010年8月下旬の続き。
タイ駐在後、初めての北海道帰省を終え、妻と娘もシラチャに戻ってきていた。
タイのメンバーはずっと普段通りに勤務していた。
僕がいなくても、全然問題ないということで、安心もし、ちょっと寂しくも思ったが。
ドイツでは長期休暇を取れない管理職は、能力が不足していると評価されるのだという話を読んだことがある。
自分が不在の間、仕事がきちんと回るように手配できてこその管理職という内容だった。
まあ、それでちょっと安心したわけで。
ただ、そもそもは、僕自身がまだ現地の組織にきちんと組み込まれていなかったということもあったかと。
そんな個人的な思いとは別に、組織は動き、季節は進む訳で。
帰省から戻った僕を、現地の人たちが、とある農園に連れて行ってくれた。
そこで「マジック」と呼ばれている果物が味わえるとのことだった。
いつものように忙しくない僕はすぐに連れて行ってもらった。
農園で手渡されたのが、上のリンクにある「マジック」。
それ自体の味は、もう思い出せない。
ただ、その後に経験したことは忘れられない。
現地で「マナオ」と呼ばれているライムの実をすぐに渡されて、それをそのまま齧れといわれた。
素直な僕はすぐに齧ってみた。
ライムの強烈な酸っぱさに、舌が反応するべく構えていたが、はずされた。
実際に舌が感じたのは、甘さであった。
それも、爽やかな甘さ。
それはとても不思議な経験だった。
バンコクで開催されたシンポジウムに参加した。
そのシンポジウムのステージの作り方が、日本とはだいぶん違った。
スピーカーとして登壇している人たちが座っているのが、豪華なソファ。
話すときに使うマイクも、なぜか金ピカ。
みなさん、もしかして王族の方々か、と思ってしまった。
側に日傘を持つ人や、大きな団扇で風を送る人がいれば、王宮内にいるような感じになるだろうな、などと想像しながら、タイ語のスピーチを聞き続けていた。

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