公明党の斎藤代表が連立解消の記者会見で使った「存亡の危機」。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d26209634d1ed1ea5476906c238cdf9bfedc796
実は誤用。
2016年の文化庁の国語に関する世論調査で83%の人が間違って認識しているという結果がでています。
正しくは「存亡の機」または「危急存亡の秋(とき)」。
今回はさすがに危急とは言えないので、使うなら「存亡の機」でしょうかね。
でも10年前でさえ、もう定着しちゃっているから誤用ではないと文化庁は諦めてます。
斎藤代表の会見を報じるTVのニュースではそのまま字幕で「存亡の危機」を使っていました。
どこかの局で「存亡の機」に直すところがあるかなあと思っていましたが、残念ながらなし。
視聴者からのクレームが目に見えているし、このままでいいかといったところでしょうか。
一方で街頭インタビューなどで、よく使われる「ら抜き言葉」は今でも字幕でらを入れた表現で表示しています。
存亡の危機は完全に誤用ですが、ら抜き言葉は日本語の進化の一形態。
二段動詞は受身と敬語と可能形が3つ同じだからややこしい。
なら、五段動詞の可能形と同じにしてしまえというのがら抜き言葉。
なのでら抜き言葉を肯定的にとらえる言語学者が増えてきました。
日本語教育用のテキストにも注釈で書かれることが増えてきています。
だからこそ使用頻度がら抜き言葉と段違いの「存亡の機」は正しく使ってほしい。
斎藤さんが「存亡の機」を使っていたらちょっと公明党びいきになっていたんだけどな。